チクッとしますよ | 『そうだね』って言えるまで

『そうだね』って言えるまで

美味しい物を食べて
少しだけぼーっとした時間と
寝心地の良い寝具があれば
幸せ。

ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』を毎週視聴しています。

主役の杉咲花さんが記憶障害の脳外科医で、若葉竜也さんが、その記憶を取り戻そうと奮闘する同僚の脳外科医として出演されています。

この二人を軸に様々な人間模様が描かれています。


下の子供と夫とともに、リアタイする程、見応えがあり、良質なドラマだと思います。(全出演者の方々の力まない演技と、演出の間がめちゃくちゃ良いです)



前回のワンシーンで若葉竜也さん演じる三瓶先生が、杉咲花さん演じるミヤビに注射を打つシーンがありました。


『チクッとしますよ』と三瓶先生が言いながら、なかなかミヤビに注射が打てないというこのシーン、お二人の様子がめちゃくちゃ微笑ましくキュンとしたのですが


私は関西では、よく耳にする医療従事者の方の

『チクッとしますよ』

『ビカッと眩しいですよ』

『ヒヤッと冷たいですよ』


って言うフレーズ(男女問わず)で

その一瞬、その方と距離間が近くなって『あぁ〜お任せいたしますぅ』って思っちゃうのです。

(私だけなんでしょうか。)



普段固い表現が多い医療従事者の方が、その時だけ『チクッ』とか『ピカッ』とか擬音を混ぜて話すところがツボなのです。


『チクッ』を

『鋭利な針先を感じます』とか


『ピカッ』を

『目を伏せたくなる様な一瞬の強烈な眩しさ』

って、フレーズで言われるのを想像すると、固すぎる印象で拒絶反応を起こしてしまいそう。



子供でも、高齢者でも

『チクッとしますよ』と声がけされているのは、医療従事者の方々がそういう点も配慮しているからかもしれません。


ただ『チクッとしますよ』で、実際にに『チクッ』とするのだけは、本当に嫌なんですけどね笑