「朱里!遅いねん!」

男が言う

「ごめん、ごめん!ミーティングが長引いて!」

朱里が言う

「ミーティング?お前らプロでもないくせに?そんなんどうでもいいから、行くぞ」

男に言われ朱里は後ろをついて行く

翌日のスタジオ

「朱里遅いなぁ?」

美優紀が言うと、上西が心配になり連絡するが、繋がらない様子だった

「とりあえず、やるよ〜!」

梅田さんがみんなに言う。私が代わりにベースを弾き、何とか音出しは出来た。

結局その日、朱里は顔を出さないままだった。

次の練習日

「朱里!この前何してたん!連絡もよこさんと!」

美優紀が言う

「ごめん、ごめん!気をつけるわ!」

朱里は軽く返事を返す

「ほんまにわかってんの!」

美優紀が聞く

「ごめんて!」

朱里が謝る

「まぁまぁ、朱里も謝っとるし、練習しようよ?」

梅田さんが言うと、みんなで練習を始める。

スタジオ練習が終わると、朱里はミーティングに参加せずにすぐに帰った。

「最近、朱里何か忙しいの?」

私が言うと、誰からも返事がなかった。

「私、朱里ちゃんに聞いてみる!」

上西が答え、みんなもお願いした。

上西は家に帰ると、よる朱里に電話をしてみた

「♪♪♪」

朱里が携帯を見る

「着信 けいちゃん」

「おい!朱里!何してんねん!」

「待って行くから!」

朱里は携帯をバッグにしまい男について行き、結局上西に連絡することはなかった

次の練習の時も連絡が取れず、結局姿を見せないままだった。

「もう我慢出来ひん!」

美優紀はそう言って朱里に電話をするが繋がらず、朱里の家に行く事にしたが、留守だった。

「もう!朱里のアホはどこで何をしてんねん!」

美優紀が珍しく本気で怒っていた。

数日後

紗英がスーパーのバイトから帰る途中、ファミレスの前にいた、朱里と偶然出会った。

「お姉ちゃん?」

紗英が声をかけると、朱里は驚いて振り返る

「紗英!どないしたん!」

「バイトの帰りで、お姉ちゃんこそ何してるの?」

その時店の中から男が出てきた

「朱里!そいつは?」

男が聞く

「私の妹の紗英!」

朱里が答える

「ふーん、お前も一緒に遊ぶか?」

男が紗英を誘う

「いいです」

紗英は逃げようとする

「こっち来いよ!」

男が笑いながら紗英の腕を掴む

「私に触らないで!」

紗英が大声で言う

「おい!朱里!お前妹にどんな躾けしてんねん!」

そう言って、朱里の顔を平手で思いっきり殴る

「ごめんなさい」

朱里は俯きながら答える

「お姉ちゃん?一緒に帰ろう?」

紗英が言う

「お前、うるさいよ!」

男が紗英の腕を掴む

「お姉ちゃん!みんな待ってるから!」

紗英が言うと、男が紗英の顔を殴る

「ちょっと!止めてよ!」

朱里が男に言う

「うるさい!こいつも連れて行く!」

男が言うと、朱里が男の手を紗英から離そうとする

「やめろ!」

男が朱里を殴る。それを見た紗英が男の腕に噛み付く

「痛い!やめろこのやろー!」

男が紗英から手を離すと、紗英はすぐに朱里の腕を取り走り出す。

「待てー!」

男が追いかけてようとすると、

「誰か!助けて!」

紗英が聞いたこともないような声で叫ぶ

その声がたまたまパトロール中の警察官に届き警察官が、男に職質をかけてる間に、紗英と朱里は私の家に辿り着いた。