11月だというのに、まだ夏の残るような暑さとそれを惜しむ気持ちの眩しい今日。
我が丹生川の一大イベントである、すくな祭りが盛大に行われた。地元の方はご存じの通り、丹生川夏祭りと交互開催のため、今年は2年ぶりである。
が、2年ぶりだから待ち侘びたかというと、そんなことはなく。どちらかといえば、忘れていた。いや、これは丹生川挙げてのイベントだから気にはなるけれ ど、大鍋で調理したオリジナルの鍋を振る舞った往時の賑わいを覚えてると、中核を失った祭りに何を期待していいのか、分からなくなる。
高山市からの補助金が減らされたことも追い打ちをかけた。半強制的にチケットを買わせてみたり、焦りすぎ。なんだかふわふわした気持ちで今日を迎えて、一応店を出してる青年部の協力のために会場を訪れるのも腰が重かった。
 
そんな僕とは裏腹に、今年のすくな祭りは客の入りが最初から物凄かった。らしい。
らしい、というのは、僕が2時過ぎにしか行かなかったから。でも、国道を挟んだ向かい側の店に出荷しにいった段階で、JAの敷地である周辺の駐車場がいっぱいになって無理やり見つけたスペースに車を捩じ込まねば停められない状態だったから、会場の混雑も推して分かった。
鍋の配膳が始まらない時間からこんなに客がいるならかなり大変だと、自分の判断で会場を避けて後で顔を出してみて、びっくり。どこを探しても焼き鳥のブースなんてないと思っていたら、早々に店じまいして看板を外していたところが、農協青年部だった。
話を聞いたら、開店間際から焼き鳥だけは客が並んでいて、その後ずっと人の列が途切れなかったらしい。何かボタンを掛け違えたんではないかという好況のため、僕が会場に着いた2時ちょっとすぎにもう店じまい。JAまつりの1日目がえらい暇だったのとは大違いだ。
そういう事情のため、僕には手伝う仕事がなく。せっかくのやる気も空回りだから、ぽつぽつと片付け始めた寂しい出店を回って買わされたチケットを使い切ることに必死になるくらいの楽しみしかなかった。
 
今年のすくな祭りは、10種類の鍋から好きなものを選んで食べてもらって、客が投票した箸の重さでグランプリを決める、というどこかにあったようなイベン トがメインだった。あのいろんな意味で注目されていた大鍋が姿を消してぽっかりと空いた穴を埋めるため、思い付いたのがそういうオリジナリティのないイベ ントで、安易過ぎはしないかと不安になったけれど。蓋を開ければ予想を上回る客の入りで、運営の人はほっと胸を撫で下ろしただろうね。だって、ここでつま ずけば確実に後がなくなるような話なんだから。
ただ、はっきり言って今年の祭りは天気が全てだった。それが、全ての店の売れ行きを決定付けた。青年部のやった焼き鳥は人が出れば匂いにつられて売れるようなものだから早々に売り切れてしまったし、逆に熱いものを売っていたところでは苦戦したはず。
ぜんざいなんて喰わねーよ。まあ、そういうこと。
天気なんてその場にならないと分からないから、これって実力じゃなくて運任せってことになる。うちらは運が良かった。今年のすくな祭りは、全体に運が良かった。
やっぱり人が来ないようでは盛り上がらないから。その結果として本来は停めてはいけない周辺の駐車場が満杯になって迷惑だった、というのはあるけど、それだけ客で膨れ上がって嫌気が差すなんて体験は、間違いなくこんな時くらいだ。
沸いたものはどこかへ散って、明日にはまたがら空きの駐車場が戻ってくる。今日だけだ。運良く丹生川に訪れた賑わいと安堵に酔いしれて、来年の夏祭りを待て。
 
因みに、お買い上げのチケット2綴りで買ったもの。
 とり天 ¥500 1ケ
 さつまいもポテト ¥300 2ケ
1枚余ったけど、お金は取り戻したのでよしとします。
(全然よくはないけども・・・)
 
ペタしてね