心を病んでいる人のなかには、
愛された記憶がない人も多いです。
私は「人はみな愛されて生きている」とか
綺麗ごとは言いたくありません。
しかし、
綺麗ごとを言いたくない私でも、無視できないほど愛の感覚があります。
犬や猫がすり寄ってきたときの温かい感覚、
赤ちゃんや小さい子がニコッとしてくれたときの、心をパステルカラーで満たしてくれるような感覚、
学生時代の友達と、意地悪し合ったけど、楽しい遊びや好きな音楽を共有したよろこび、
結局は別れてしまった恋人に、自分が必要とされていると感じた抱擁。
永遠や完璧はないけれど、
一瞬一瞬、
どこかでちょっとずつ愛を受けています。
望む相手にもらえなくても、理想的なほど大きなものではなくても、
愛は愛です。