起立性調節障害というのは、立ってるのがつらい症状です。
 
朝起き上がりにくかったり、長時間立ち姿勢をしているとクラクラしてきます。
 
起立性調節障害の原因はおもに次の3つ。
 
1、遺伝
2、自律神経の乱れ
3、栄養不良・低血圧
 
遺伝はどうしようもないですが、
 
起立性調節障害には心の繊細さも関わっていると私は思います。
 
私は小学生のころから朝礼で立たされたり、行列に長時間並んでいたりするとよく倒れていました。
 
このような経験をしたことのある人は、心の弱い人に多いと思います。
 
神経質さやストレスの感じやすさによって、
 
心が弱い人はつねに自律神経が不安定な状態にあります。
 
心の弱さが立っていられないことと直接的につながるわけではないでしょうが、
 
心の弱さが自律神経に影響し、
 
自律神経の乱れのせいで立つのがつらいのです。
 
また、心がデリケートだと、
 
すぐに食欲不振になったり、食べ物の好き嫌いが多くなるので、
 
必然的に少食になり栄養不良になります。
 
その結果、
 
貧血や低血圧をまねき、立っていられなかったり起き上がりにくくなります。
 
そして、繊細な人はまわりに気をつかうので、
 
体調不良をなかなか言えません。
 
 
黙って我慢しているうちにパタっと倒れてしまうなんてこともあります。
 
私も、幼少期と思春期には誰にも言えず、
 
電車の中や学校で急に倒れてまわりに迷惑をかけていました。
 
大人になると、
 
長時間立たない、
 
「立つの無理!」と堂々と言う、
 
などの対処法をとれるようになりました。
 
大人は自分で図々しく自分を守って、
 
「子どもたちのなかには繊細すぎて倒れちゃう子がいるんだな」
 
ということを理解しておいてあげましょう。