あーだこーだ言いくるめて人を黙らせる「論破」。
 
自分は筋がとおって正しいことを言っているから、
 
まわりがおそれおののいて一目おいて黙りこくってる、、、
 
と、論破する本人は思っていますが、
 
勘違いです。
 
論破する人にまわりが思っていることは、
 
「かわいそうだな、負けたふりしてあげなきゃ」
 
です。
 
口ばかり達者で、だれからも相手にされないほど魅力がないから、
 
せめて口の達者さで人を丸め込むしかないのが論破する人です。
 
私も若いころは、
 
自分に自信がないのに生意気な言葉だけはいくらでも出てくるタイプで、
 
ベラベラとしゃべりたてて人が黙ると「勝った」と思っていたとんでもない勘違いヤローでした。
 
まわりの人たちは、
 
私に哀れみの感情をもって「参りました」かのような態度をとって、
 
私のメンヘラで病んだ心をなぐさめてくれていたのです。
 
論破する人は、ただ自分の思い込みでバカなことを言って、
 
自分の思い込みで「人を言いくるめた」とバカな勘違いをして、
 
自分のやり方がこれからも通用すると思って、
 
どこに行っても、ただ生意気なだけの説得力のないバカなことを言い続けるのです。
 
まわりがあまりにも優しくて「参りました」的なフリをしてくれるから、
 
いつまでも自分のイタさに気づかないのです。
 
まわりが黙ってくれる、
 
まわりが言うことを聞いてくれる、
 
自分のやり方が許される、
 
そんなときは、
 
見捨てられる一歩手前です。