摂食障害や醜形恐怖症、外見ばかりにとらわれて生きている人は、

華やかなルックスの人に憧れる傾向が強いです。

美しさというのは、

派手派手しさで表せるものではないのですが、

外見を気にする人は、ものごとのうわべにとらわれてしまうので、

どうしても、

「目が大きい」とか「足が細い」とか、

露出度の高いファッションとかに注目しがちです。

私も若いころ華やかな人に目がいくタイプでした。

私が20代のときに皇室の清子さまという女性が結婚をしました。

彼女の結婚式はテレビで一部放送されたのですが、

ドレスも式の様子もひかえめでした。

清子様は顔立ちもひかえめで、目が大きいとか鼻が高いとかいうタイプではありません。

私はこのころ、

細くなることで美しさを叶えようとしていた妹みーちゃんと同じように、見た目を気にする愚かな人間だったので、

清子さまのことも、清子さまの結婚式も「地味だな」と思いました。

この考えは、とても愚かです。

皇室の人たちは、

生まれもった日本人らしさを大切にし、

一般人に不快な思いをさせないように、ひかえめに振る舞ってくれています。

とても思いやりがあり上品です。

目が大きいとか、かわいいドレスを着ているとか、

そういうことではないのです、美しさというのは。

人に配慮する心をもつ人が美しいのであり、

そういう人を「美しい」と評価する人が、

美しいのです。