摂食障害になるほど痩せたいのは、
ファッション的な目的だけではありませんよね。
小さくて弱々しくて幼い容姿をキープしたいから、
という理由もあるはず。
とくに、
子どものころに「子どもらしさ」を思う存分味わえなかったタイプの人は、
大人になってタイミング悪く「かわいがられたい願望」が出てしまいます。
本来は本当に小さくて弱い時期、つまり子ども時代に、
抱きしめられて、面倒をみられて、かまってもらって、愛してもらわなければいけないのに、
それが叶わなかったからですよね。
でも、
私はアラフィフという年代になってようやく気づいたのです。
幼く扱われてかわいがってもらう立場でいたいのは、
心に傷を負った人たちだけではないのです。
まともに育った人も、しっかり愛情を受けてきた人も、
人間はみんないつまでも「かわいがられる」立場でいたいのです。
愛されたい、かわいがられたい、いつまでも子どもでいたい、、、
それはすべての大人が望んでいることです。
これほどみんなが望んでいるものには、倍率が高すぎてもうなれないとあきらめて、
自分が「人を愛する」「人をかわいがってあげる」立場にさっさとまわるほうが幸せになれるでしょう。