摂食障害の原因としてよく言われているのが「母親との関係性」です。
これなぜか「母親」なんですよね、、、
摂食障害患者のお母さんたちがみんな悪い人という意味ではありません。
お母さんって、だれにとってもそれほど偉大な存在なのです。
お父さんよりいっしょにいる時間が長いから、
自然と子どもたちはお母さんに多くの愛を求めるし、
摂食障害になるほど繊細な性格の子は、
近くにいてくれるお母さんのような存在しか信頼できる人もできにくいのです。
摂食障害で死んだ私の妹みーちゃんは、
母親より姉である私に愛を求めていました。
みーちゃんにとって人生でいちばんいっしょにいる時間が長かったのは母親より私だったからだし、
みーちゃんにとっていちばん信頼できる人は私だったのだと思います。
摂食障害患者はしっかり者に見えても、
外の世界を怖がっていて、
人との信頼関係を構築するのが簡単ではありません。
そんな患者たちにとって時間をかけてようやく信頼できるようになった存在がお母さんであったり、お母さんのような近い存在の人です。
精神疾患の原因ははっきり決められるものではありませんが、
摂食障害患者の近くにいる人は、
自分が予想以上に患者にとって大いなる存在であることに気づくべきです。