食べてない人を見ると助けてあげたくなるのが人間心理です。


私の妹みーちゃんは、


摂食障害で体が弱っても、がんばって働いていました。


あるとき短期のアルバイトで、


みーちゃんはお好み焼き屋さんで働いていた時期があります。


もちろんみーちゃんは、


職場でも食事をとらなかったと思います。


その証拠に、


食べないみーちゃんを心配したお好み焼き屋の店主が、


毎日大きなお好み焼きをお土産に持たせてくれていました。


お土産をもらっても、


みーちゃんは食べないので、


毎日私と母にお好み焼きが流れてくるという結果でした。


お好み焼きはおいしいですが、毎日食べたいものではありません。


店主の思いやりもありがたいものです。


食べないことが、


みーちゃんの目標達成や自分に自信をもつために必要なことだとは普通の人にはわかりません。


たんに


「どうしたのかしら、食べてないじゃない」


と心配してくれたお好み焼き屋の店主の気持ちをどうしていいかわかりませんでした。