摂食障害患者は、自分が摂食障害であることを認めません。

というか、

本当に自分はおかしくないと思っています。

私の妹みーちゃんも、

ずっと病識がなく、

精神病院に入院させられてからも、

「私はどこもおかしくない」と言っていました。

しかし、

死ぬ数ヶ月前から、

おそらく自分が摂食障害であると認めたと思える行動がありました。

  ​食育アドバイザーの勉強を始める


自分は食べない、もしくは、食べても吐くのに、


「食育アドバイザー」の勉強を始めました。


自分が食べない、吐くからこそ、


食べ物をまともに摂ることの大事さを知ったのだと思います。


  ​摂食障害患者の集まりに興味をもつ


摂食障害患者が集まってお互いを助けるオフ会のようなものがあります。

みーちゃんは、1度だけ、そのような集まりに「行こうかな」と話していました。

実際に「行った」という報告は聞いていませんが、

摂食障害患者の集まりに参加の意思を見せたのは、

さすがに自分が摂食障害だと認めたことになるでしょう。

このように、

ようやくみーちゃんも摂食障害に目を向け始めたわけですが、

そのころにはもう、とり返しがつかないほど病状は進んでいました。