摂食障害患者の摂食障害を治すために、まわりの人たちは何ができるでしょうか。
私は、妹のみーちゃんを摂食障害で亡くしているので、
その答えが出せません。
それだからこそ、
ああすればよかった、こうすればよかったと思うことがたくさんあります。
そのなかでひとつ思いついたことが、
「摂食障害患者の夢を叶えてあげる」
ということです。
摂食障害患者は、
食べても太らない妖精のような存在になるのが夢です。
幼く、かわいく、小さく、守ってもらえる存在になりたいのです。
「食べなよ」とか「吐いちゃダメ」とか「どうしてそんなに痩せたいの」
とか余計なことを言わずに、
「わ〜、細ぉ〜い、うらやましい〜」
「ちっちゃーーーーい、めっちゃ若く見えるーーーー」
「食べても太らないなんてうらやまし〜」
そんなふうに、
摂食障害患者の望むことを言ってあげて、
望むような扱いをしてあげるのもひとつの救う方法なのではないかと思ってきました。
こうすることで、
摂食障害患者がますます「痩せなきゃ」というプレッシャーを感じてしまう可能性ももちろんあります。
いっぽうで、
気がすむまでかわいがられたりうらやましがられたり、子ども扱いしてもらえれば、
いつか満足できて自分に自信をもてる可能性もあると思います。
わかりません、
私は妹を救えなかったのだから、わかりません。