不思議な現象
海は荒れていた
水平線がひろがる相模湾熱海のとあるホテルにいた
誰もいない露天風呂に一人で羽を伸ばしていたんだ
しばし海の壮大さに見とれていると
遠くのほうからこちらに向かって何十羽の鳥の群れていた。
幾重に重なり合いながらその鳥の群れは、規則正しく時にはトリッキーな形気持ちよさそうに飛んでいた
そしてこちらのほうに向かってきた瞬間急に上昇しなにかの形を表したかのようだった
見たこともない鳥の集団が人文字のようにひとつになって形を現わした
まるでなにかメッセージを俺に伝えようとしているかのように
そしてその鳥の群れは俺の視界から消えた。
しばらくして携帯が鳴った。久しぶりの叔母からの電話だった。
それは父が死んだという連絡だった。
急死だった。
今俺は広島に向かう列車の中
数少ない思い出の糸を辿りながら
後悔という二文字を噛み締めている
素直になれなくてごめんなさい。もっと話せればよかった。
でもこんな年になっても天真爛漫なガキの様な心を持って俺は生きてます
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとう
そして安らかにおやすみください。またいつかどこかで会いましょう。その時はまた喧嘩でもしましょう。
自分に涙は似合いません笑顔で戻りますありがとう
ただただそれがもう一度言いたくて
ありがとう
父勝年に捧げます。 充生

水平線がひろがる相模湾熱海のとあるホテルにいた
誰もいない露天風呂に一人で羽を伸ばしていたんだ
しばし海の壮大さに見とれていると
遠くのほうからこちらに向かって何十羽の鳥の群れていた。
幾重に重なり合いながらその鳥の群れは、規則正しく時にはトリッキーな形気持ちよさそうに飛んでいた
そしてこちらのほうに向かってきた瞬間急に上昇しなにかの形を表したかのようだった

見たこともない鳥の集団が人文字のようにひとつになって形を現わした
まるでなにかメッセージを俺に伝えようとしているかのように
そしてその鳥の群れは俺の視界から消えた。
しばらくして携帯が鳴った。久しぶりの叔母からの電話だった。
それは父が死んだという連絡だった。
急死だった。
今俺は広島に向かう列車の中

数少ない思い出の糸を辿りながら
後悔という二文字を噛み締めている
素直になれなくてごめんなさい。もっと話せればよかった。
でもこんな年になっても天真爛漫なガキの様な心を持って俺は生きてます
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとう
そして安らかにおやすみください。またいつかどこかで会いましょう。その時はまた喧嘩でもしましょう。自分に涙は似合いません笑顔で戻りますありがとう

ただただそれがもう一度言いたくて
ありがとう

父勝年に捧げます。 充生