※基本的に、今回は、アメンバー限定で行く予定ですが・・・これだけは、公開しときます。もしかしたら・・・役立つ人もいるかも?ということで。。。


一般向け?というか、受診していなくても行ける説明会もあるようですが、特に、悩んでいる訳でもなかったので、受けずに受診しました。でも、強制的に院内説明会(?)に来るよう指示があり、土曜の17時半指定で病院へ・・・。
土曜の17時半。患者さん、いーっぱいいて、びっくり!?(きっと午前中~とかいう人もいるんだろな・・・。)

診察券を通して待つよう言われ、待つこと10分くらい?
お会計(受付)に呼ばれ、2100円徴収されました!(笑)
そして、7階へ案内され降りていくと、会議室がいっぱいあり、その1つに通されました。
資料の入った袋と水と番号札が渡され、番号札は修了後、先生と話をする順番になります。

#ちなみに、8階だけなのかと思っていたのですが、他のフロアにもあるんですね?
しかも、近所のビルにも、「おち夢クリ」の表示がありましたので、新橋と同じような感じですね?(^^;


あんなに患者さんいたのに大丈夫か?と思っていたものの、18時前にはスタートできたのではないでしょうか?
院長と補助の人が入ってきて、補助の人がパソコン持って画面を切り替えながら院長が話す、というやりかたで1時間程の説明があり、終了後に院長と今後の治療方針を話します。(院長はパソコンでカルテを確認しながら・・・です。) 


内容は、体外受精を受けるにあたって、の治療方針のようなものでした。

・なぜ、排卵誘発剤を使わないのか?
・「自然周期採卵」の意味。(薬は使っても自然周期というようです。薬を使わないのは「完全自然周期」または「ドラッグフリー」という言葉で区別しているようでした!)
・クロミフェン周期とは?
・フェマーラ周期とは??
・採卵方法(無麻酔でできる理由や方法など)
・それぞれの周期におけるおおまかな日程表など。
・受精方法
・移植方法


テーマはこれだけ、とも言えますが・・・・割と早口で、ガンガン話してくれて・・・・内容は濃いなぁ・・・と思えました!基礎知識がないと、おそらく、何を言っているのかついていくのが辛いかも?という感じではありますが、知りたい情報も出てきたりして・・・・配布物にないデータなどを必死にメモりました!(笑)

治療前に、これらの情報を患者さんに投与(!?)することで、治療している最中に無用な質問やら意見やらを受けずに済むっていうメリットもあるんだろうな・・・と思う場面も多々ありました!

たとえば、フェマーラ周期の場合は、絶対に、凍結!その理由は・・・フェマーラは乳がんの治療薬として販売されているもので、胎児に対する影響は検討されていない薬だから・・・・とのことです。一旦凍結した後、フェマーラの影響がない状態の身体に移植することで、危険性を回避しているようです。
ちなみに、フェマーラの服用はD3から3日間のみで、D12以降に体内にフェマーラが残存することはなく、排卵期の卵子はフェマーラの影響を受けていないというのはわかっているようです。

このフェマーラ周期に該当する人は、AMHが15以下の人のようです。
AMHが15以上あれば、クロミフェン周期に入れるようです。


院内の基準としては、

AMHが20(pmol/L)以上 ---- クロミフェン周期
AMHが10~20      ---- クロミフェン周期orフェマーラ、アリミデックス周期
AMHが10以下      ---- フェマーラorアリミデックス周期またはドラッグフリー(完全自然周期)


と判断されるようです。
ということで・・・・私は予想通り、というか、院長が事前に宣言した通り、フェマーラ周期のようです。(^^;


ちなみに、おち夢クリ内では、AMHの検査値にピコモル(pmol/L)という単位を用いているようですが、世間では、通常1ng/mL(ナノグラム)という単位が用いられているんだそうです。理由は、AMHの幅をもっと詳細にみたいため、とのこと。
換算は、7.4pmol/L = 1 ng/mL だそうです!
これみて、「ひぃ~!」っと、私は思ったのでした・・・・。(^^;
#世間一般では、私の数値、限りなく0に近いやん!!!


その他の基準としては・・・

・37歳以下 &・卵巣の状態が良好な人 → 完全自然周期(成功報酬制)
・D3の時点で卵胞が1つしかない人で、月経周期がしっかりしている人 → 完全自然周期(成功報酬か否かはその他の要因(年齢?)で判断?)

完全自然周期の場合、卵胞が17mm前後になりホルモン値が良好であれば、点鼻薬(ブセレキュア)をして2日後に採卵、条件がそろっていれば、採卵後2日後に移植という流れが最優先されるようです。
新鮮胚移植も優先する方針のようです。理由は、卵のグレードが悪いと、5%程度の確率で凍結することでダメになるから・・・とのこと。
#凍結に耐えられない卵でも妊娠&出産までたどり着けるのか???という疑問は若干あるけれど・・・。(私の個人的な意見です。)


採卵に向けて卵を育てている最中のFSHの値と注射の関係も言っていたのでメモしておきます!
たとえば、フェマーラを投与中、D3~D5はフェマーラで、その後はFSHの値でFSH製剤を注射するか否かが判断されるようです。

FSH20以上の場合、注射せず様子をみるようです。(上がり過ぎでどうにもできないから・・・。)
FSH10~15が、理想値で、注射でここにおさまるよう調整していく値でもあるようです。
FSH10以下は、よくない状態。
FSH7以下で卵成長が止まるとのこと。


受精卵を全部凍結する基準
1) 卵巣過剰刺激症候群が重症化するのを予防する目的で、採卵数10個以上の場合
2) 着床環境を整える目的で子宮内膜が6mm以下、形状が3層構造でない場合
3) 子宮内膜と胚の同調性を高める目的で、頻回の体外受精で妊娠に至らない場合
4) フェマーラ投与終了日より胚移植が14日以内の場合
5) アリミデックス投与終了日より胚移植が10日以内の場合

* 受精や胚盤胞になるのが遅かった場合などもタイミングがズレるので凍結になる、ということも言っていたと思います。


クロミフェン周期の場合で、AMHが低い場合は、薬の用量は少なめでいくことが多いそうです。(総用量450mg以下とのこと。)

どの周期に入ったとしても、AMHが低い場合は、低用量、が原則ということのようです。


ちなみに、採卵可能なのは、スプレーから34時間から36時間の間のみ可能とのことです。
おち夢クリでは、LHサージの変化を見ながら、排卵しちゃいそうな場合は、緊急採卵も行うようです。
たとえば、診察時にLHの値が130くらいの場合、5~6時間後にもう一度LHの値を測定し、上がっている場合は次の日の朝採卵を行ない、下がっている場合は当日の夜(20時頃まで採卵可とのことです)採卵するようです。そのため、完全自然周期の人は特に、午前中診察でないと、採卵を逃すことになるという説明でした。(「仕事がぁ~」という人は、完全自然周期はやめましょう、ということも言っていました。(笑))
時間指定される理由は、こういうこともあるから、ということですよ~、と釘を刺されている感じです。

午前中に採卵した卵は、12時まで体外受精され、受精していないようであれば、夜、顕微授精をするようです。
なお、成熟卵は20時間以内に受精しないと、成功率が著しく低下するらしい。。。


38歳以上の場合、主席卵胞の選択性が悪くなってくるとのことです。
本来ならば、主席卵胞に最も優良な卵が選択されるはずなのですが、加齢により最優良なものが主席卵胞に入らないことも出てくるとのことです。そのため、38歳以上だと複数の卵胞を回収して培養する必要が出てくるため、小さな卵胞でも回収できるフェマーラ周期が選択される理由のようです。



胚盤胞のグレードと年齢別の妊娠率について

このデータは、是非、資料として入れておいて欲しかった!ところですが・・・画面のみだったので・・・ちょっとだけメモりました。
ちなみに、私がチェックしたのは、35~39歳だけです。(すみません。。。)

BA  100%
BB  76%
B-B 69%
B-A 該当なし
BC  72%

つまり、上記に該当すれば、かなり高い妊娠率ということのようです。
しかも・・・年齢に関係なく!とのこと。40歳以上でも、上記にあてはまるものは、高い妊娠率を示していました!

ちなみに、AAってないらしい。。。。3年に1度とかだそうです。


昨年(2012年)のおち夢クリの妊娠率は44%で、患者の半数以上が40歳以上なんだそうです。
採卵・移植は、院長or副院長しかしない、というようなことを言っていました。(これ、全部、自分と副院長がやったもの、と言っておりました!)


メモった内容は、以上でしょうか・・・。(^^;

断片的でごめんなさい・・・という感じですが。。。


なお、この説明会(何組もの夫婦が参加)をもって、体外受精や顕微授精に対する説明を行った、とするようで、資料の中に同意書が入っていて、サインするように言われました。(夫が一緒ではなかったので、後日提出する予定です。)


新橋のときは、ブログで基準値を探ったり、聞けるときに聞いたり・・・・という感じでしたが、ここまではっきりと示してもらえると、すっきりした気分で治療に臨めそうです。

時間ができたら、配布資料の中身もアップできるものはアップしていこうと思いますが・・・・おそらく時間がとれない気が・・・・。


ちなみに、夢クリの中でも、新橋の院長は神のような存在なのか、あっちこっちで「寺本先生」のことやらメソッドに言及されており、先生からも、「僕はあそこまでストイックにしないから、安心してね!」と言われました。(笑) D3に通院できなくても、D2で許してくださるんだそうです!


ちなみに、顕微の対象かどうか、というのも明確な基準があるようです。
WHOの基準以下の場合でない限り、最初から顕微はしないようです。受精確認できないものだけ顕微、というのが通常の流れのようです。でも、顕微の対象者は、最初っから、はっきり、「顕微だね」と言われます。(苦笑)

以上、通院3回目が説明会でした。