先日自分にできないことを環境のせいにする時間で、その環境でなにができるかを考えることが大切だというブログを書いたのですが、そのあとにソフトバンクの社長である孫正義さんのこんなエピソードを見つけました。
孫さんは学生時代1日に22時間勉強し、2時間睡眠をとる生活をしていたそうです。
一方で金銭面は両親からの仕送りに頼っており、孫さんは「自分がやりたいことなのに、親から援助をもらうのは違うな」と思ったことがきっかけで、自身でお金を稼ぐことを考えます。
しかし22時間を勉強に充てている孫さん。働く時間を割くことも難しかったそうです。
普通であれば勉強に充てている22時間を工面して働くことを考えると思うのですが、孫さんは睡眠の2時間を削ることを考えました。
しかし大学生がやる居酒屋のアルバイトのような仕事ではお金は全然稼げません。そこで孫さんが考えたのが5分だけ睡眠を削ってビジネスをすることです。
私はこのエピソードを見つけて、これまでの自分の考え方が180度変わりました。
孫さんは自分がやりたい勉強を続けるために、1日24時間というどうにも変えようのない環境の中でどうやったらお金を稼ぐことができるのかを考えました。
まさに与えられた環境の中で試行錯誤する力だと思います。
実際に孫さんは1日5分の時間を「発明」の時間に充て、そこで考え付いたのが翻訳機でした。
孫さんはこの翻訳機をシャープに1億6000万円で売ったことで資金を得て、現在のソフトバンクの前身となる会社を立ち上げたそうです。
私には孫さんのような1日2時間睡眠の生活はとても真似できませんが、自分が与えられた環境で、目的を達成するために今何ができるのかということを考えることは真似できます。
そこで気づいたことが、世界でも有名な経営者と同じ人生、経歴を真似しようと思うと難しいですが、その人たちが考えていたことや、その人ったちがどういった考えのもと行動していたかが真似することができるんです。
しかしその行動の根底にある考え方こそが大切なものではないかと私は思います。
「今過ごしている時間は将来の自分にとって有益な時間なのか」
最初は24時間365日これを考え続けるのは難しいことですし、時には息抜きも必要だと思っているので、これからだんだんとこのことを考えながら生活できるようになればと思いました。