韓国映画：2010年
監督：イム・サンス
●あらすじ●
上流階級の邸宅でメイドとして働く事になったウニ（チョン・ドヨン）。
無口で従順なウニは懸命な働きぶりで
先輩メイドのビョンシク（ユン・ヨジュン）や一家の信頼を得るが、
ある日、一家の主人であるフン（イ・ジェンジェ）が、
双子を妊娠中の妻ヘラ（ソウ）と６歳になる娘がいる身であるにも関わらず、
ウニの部屋へ忍び込み、ひそかに関係を持ってしまう。
●感想●
評価：★★★☆☆
ドロドロな展開が大好物な私にとっては物足りない内容でしたので
★３つという事で！
まずね、色々ツッコミところが満載なんだけど、
メイドである主人公のウニ（左）と
邸宅の主人フン（右）が関係を持っちゃうのよね。
フンの半ば強引な押しに負けちゃって関係を持っちゃうっていう。
１回だけなら、まだ「あやまち」で済むものを、
主人公であるウニはま～～た別の日にヤっちゃうのよね。
なんでヤっちゃうの？？って話よ。
だって働いている邸宅の主人とよ？
しかも主人の妻は妊娠の身よ？
ヤっちゃいけない！って思うのが普通でしょう？？
↑↑
で、夜な夜な邸宅でウニと主人フンが関係を持っているところを
ちょうどいいタイミングで先輩メイドのビョンシクが目撃しちゃうわけ。
先輩メイドとして、
邸宅の主人と下っ端のメイドが関係を持っているなんて
こりゃ～～奥様に知らせないと大変な事になるわ！！
でも奥様は妊娠の身…
余計な心配と不安をかけさせてしまってはお腹の赤ちゃんに申し訳ないわ…
あ、そうだ、奥様ではなく大奥様（奥様の母）に言ってしまおう…
っつうんで、
先輩メイドは大奥様にチクっちゃうわけね。
そうなったらもう大変よ。
主人と体の関係を持ってしまったウニを罰するために、
わざと階段から突き落とすわけ。
階段から突き落とされたウニは病院へ運ばれ、
色々と検査を受けるんだけど、
なんとウニは主人の子供を身ごもっていた！
これを機に、主人の妻ヘラは
自分の夫とメイドであるウニが関係を持っていた事に気づきます。
↑左：ヘラ。右：大奥様
何としてでもウニのお腹の子供の始末をしなければならない！
産ませるわけにはいかない！
どんな手を打ってでも！！
と固く誓った妻であるヘラと大奥様はウニに
「１億ウォンやるから、子供は降ろせ」
と言うわけですね。
だけどもウニは
「いいえ、やっぱり子供は産みます！」
と出たもんだ。
人の男に手え出しといて、ウニは図々しくも邸宅にとどまります。
その神経がすごいです。
主人と体の関係を持ってしまって、本当にすいませんでした…
なんて気持ちはミジンコたりともないウニの神経にドン引きです。
一方で妻であるヘラは主人に対して、
私という妻がいながらも、こんな地味なメイドと体の関係を持ってしまうなんて！
しかも私は妊娠してるのよ？！どーいう事よ！！
って自分の旦那に怒り心頭なんだけど、
大奥様は
「旦那には浮気した事を知ってるなんて言っちゃだめよ。
男は浮気するもんだ、我慢しろ。」
ってヘラを納得させるわけよね。
結局、ヘラと大奥様はウニの栄養食に毒を入れて
お腹の中の子供を毒殺しちゃうんですね。
そこでようやく邸宅の主人は
ウニが自分の子供を妊娠していたことに気づきます。（おせーよ）
ウニのお腹の子供も無事に消滅できたことだし、
オホホ、めでたし、めでたし～♪
といきたいところだけど、
元々子供好きだったウニはそうはいきません。
メイドとして奥様の子供の面倒もちゃんと見てきたんです。
自分の子供のように奥様の子供を可愛がり、世話をしてきました。
なのに、こんな仕打ちってある？！
なぜ自分の子供を殺されなければならないの…？
ってウニは、邸宅の一家に復讐するべく
みんながいる邸宅で焼身自殺をしちゃうんですね。
えーー、自殺しちゃうの？！(°д°；)って感じです。
しかしウニが目の前で焼身自殺してしまったからといって、
邸宅の人々の暮らしは何ら変わりません。
ウニが目の前で自殺をしてしまった事により、
この邸宅の「闇」みたいなものが付きまとうようにはなりましたが、
今まで通り散財しまくりで豪勢な暮らしぶりでTHE END。
この映画を見て思ったことは、
主人公が尻軽で馬鹿な女だなって事と、邸宅の主人の糞っぷりですね。
ウニとヘラの主人の取り合いになるかと思いきや、
すんなりとウニは自殺しちゃうし…
なんだかスッキリしない映画でしたわ…。
しかも人の旦那を寝取っておきながら、
図々しくも邸宅にとどまり続けるってどうなのよ？
例えばさ、自分の旦那が軽い気持ちで浮気しちゃって、
浮気相手の女が妊娠しちゃってさ、
その浮気相手の女が
「私、あなたの旦那の子供を妊娠してるの。私、産むわ！」
って自宅に押し掛けてきて居座り続けられたら
キィィィィイイイイ！！！
ってなるでしょ。
こういうのって韓国の文化が影響してるのかしら？
妻子持ちであっても妊娠したもん勝ちみたいな感じ？
よくわからんわ^^
可もなく不可もなく、ってところかしら。
ただ、カメラワークは良かったわ♪