世界の空気質は地域によって明らかにばらつきが見られます。中国、ヨーロッパ、インドなど一部の地域では大幅な改善が見られる一方で、世界全体の基準遵守率は低下しています。2025年には、世界保健機関(WHO)のPM2.5基準(5μg/m³)を満たす都市はわずか14%にとどまり、2018年の36%から大幅に減少します。一方、気候変動に起因する山火事や異常気象が新たな主要な汚染要因となり、カナダや米国西部など一部の地域では汚染が再び増加しています。屋外大気汚染の変動を受け、一般家庭では室内空気清浄機のフィルターを活用し、室内のPM2.5や粉塵汚染を抑える対策が普及しています。
数値比較(2018年対2025年)
PM2.5基準適合都市割合:2018年36%、2025年14%で大幅低下
世界平均PM2.5濃度:2018年約40μg/m³、2025年約35μg/m³で小幅低下
基準達成国・地域数:2018年約10か国、2025年13か国で微増
汚染重点エリア:2018年は南アジア中心、2025年は南アジアに加えカナダ・中央アジア砂塵汚染が拡大。汚染飛散地域では室内空気清浄機のフィルターの需要が年々高まる傾向にあります。
最も汚染された首都:ニューデリー、2018年PM2.5約110μg/m³、2025年82.2μg/m³と改善するも依然悪化
地域別変化
【アジア主要国】
中国:2018年PM2.5 41.2μg/m³→2025年28.0μg/m³、約32%低下。優良日数割合89.3%と過去最高。屋外環境改善が進む中、細かい残留汚染対策として室内空気清浄機のフィルターが住宅やオフィスで広く導入されています。
インド:72.5μg/m³→48.9μg/m³、32.6%改善。ただし世界汚染上位100都市の74都市がインドに集中
バングラデシュ:97.1μg/m³→66.1μg/m³、31.9%低下
【ヨーロッパ】
EU全域の97%で空気質が改善、ドイツは13.0μg/m³→9.0μg/m³。アイスランド・エストニア・アンドラのみWHO基準完全適合
【北米】
米国都市部は改善傾向だがカリフォルニア山火事で局地的悪化。カナダは大規模山火事により全国PM2.5平均10%上昇、汚染が急激に悪化。煙害の影響を室内に持ち込まないため、室内空気清浄機のフィルターは現地の必需品となっています。
【アフリカ・中南米】
中南米はWHO基準達成地域が多い一方、アフリカ全体の大気汚染は悪化傾向、測定データも不足している
変化要因
改善要因:各国の大気汚染規制法整備、再生可能エネルギー普及、産業排ガス処理技術の向上、EV車普及
悪化要因:気候温暖化による大規模山火事・砂嵐の頻発、気温上昇によるオゾン汚染の増加、汚染産業の規制緩和国への移転
補足:WHOが2021年にPM2.5基準を10μg/m³から5μg/m³へ厳格化したことで基準クリア難易度が上昇。基準が厳しくなった背景も、高性能な室内空気清浄機のフィルター開発を後押ししています。