母は、失語症になり、言語障害を発症していた。

顔面麻痺はない為、顔は歪んだりしていなかった。

でも、上手く発声出来ない。
言葉が上手く出てこない。

脳に起きた損傷のせいで、言葉の引き出しが壊れてしまった。

物の名称がスッと出てこなくなり、ウーン…と、考えながら、話す。

呂律も回らない。
でも、よく喋る(笑)

母の言語障害は、発声するのが難しいタイプ。

いく(行く)→いる
わかってる(分かってる)→あかってる

のようになる。
切ないのが、上手く言えていない自分を解っている事。

みぞおちの辺りをトントンと、小さく叩いて、「ココではあかってるの(解ってるの)」と、訴える母。

でも、まだ発症してから3日。

現状を受け止めながら、母の想いと、対応方法をどうすればいいのか分からないでいた。