昨日、主人の実家から帰って来た。
毎年恒例の恐ろしいもの。毎年荒れてしまうものを見なくてはならない。それは、、年賀状。

不妊治療をしていた私は家族が増えます。という幸せいっぱいの年賀状に心がザワザワする。特に今年はひどかった。
同級生の第二子がこの春生まれます。の一筆に涙が出た。同じ同級生なのに…去年、方や妊娠。私の方は乳癌になって、BRCAの可能性が高いと子宮、卵巣を全摘したばかり。人を羨んではいけない。人は人。私は私。頭では分かっていても心がついていかなかった。

不妊治療を三年してようやく授かった息子。2人目も欲しかったが、1人授かったんだから贅沢は言っちゃいけない。この子を大切に育てよう。不妊治療は辞めた。息子を不妊治療の不安定な私に巻き込みたくなかった。心が弱いのだ私は。1人いればありがたいと思ってたが、息子が小学校に入ると、一人っ子への風は冷たかった。中には子どもが少ないのを見下すような言い方をする人もいた。私の中の劣等感はどんどん心を埋め尽くす。

毎年の年賀状、また今年も持たなくて良い劣等感に押しつぶされ泣いてる私がいた。来年は弾きとばしたいな。おっぱいも子宮も卵巣も何もない私だけど。心を強く持ちたい。