手術後、ものすごーく深く落ちました。よく泣きました。同室の方は皆さんお母様が来て。それを見たり…会話を聞いたりしてると涙がこぼれました。

もちろん、母は来ません。連絡もくれません。私に何て声かけていいのかわからないと乳癌の時にキレられました。

酒を飲んで暴力を振るう父を小さな頃からみて、夜が不安で小学校の低学年までは眠れませんでした。そんな父のせいで母はいつもイライラしていて、不安から喘息の発作が起きるたびに母から、いい加減にして!と怒られてました。背中をさすってるもらった事は殆どありません。弟は大切に育てていました。とにかく手のかかる姉は厄介者だったんでしょう。

夜に発作が起きることがトラウマになっていたようで、術後、発作が起きると不安で拒食にもなりました。こんな風に親に育てられた私が、親の遺伝で遺伝性の癌になりました。私は一体何のために生まれたのだろうか。いっそ産んで欲しくなかったなぁと思うんです。せめて男の子だったら弟みたいに育ててくれたのかな。
消えてなくなりたいと思ったりもしました。でも結婚もして子どももいる。それだけでも生きる意味なのかもしれません。自分のために生きることの意味も徐々に見いだせるといいなと思います。