前々から予定して居た通り、マラソン大会の1週間後、入院して次の日に腹腔鏡手術で子宮と卵巣を摘出した。

前の日は熱も出て咳も痰も酷かったが、そのまま手術をしてもらった。

卵巣は1つ残す予定だったが、私が40歳未満の乳癌発症と叔母の乳癌と父の膵臓癌から、BRCAの可能性が高いことの説明を受けた。
卵巣を摘出した場合のメリット、デメリットの説明も受けた。家へ帰って主人と相談した。遺伝性はどうにもらならない。取ってもらおうと主人と意見は一致した。

しばらくは元気に過ごしていたが、ふと1人になると、そういった家系に生まれて従兄弟の中で私だけ発症して…愛着障害と診断され愛を受けずに育った私は、どうしてこの家に生まれたのだろうか…や、いっそ産んでほしくなかった。生まれて来なければ良かったと思うようになった。

そんな中、気候も良くなかったせいもあり喘息の発作も出て、悲しみのが強かった。

母と弟は10月の誕生日に愛着障害の話をして以来、話していない。入院、手術の事もしっているけれど。母のことはよくわからない。私は…実の子にそんな事をするだろうか…連絡しないでと言われても私は子どもを心配でいてもたってもいられないと思う。そうなるとやはり、母は私を娘とは思っていなかったんだなと思う。悲しいけれど。しょうがない。家族は居なかったと思おう。としかなれない。