告知から2週間とちょっとの
2月15日の朝
病室で手術着に着替えて
血栓防止用の靴下を履き
待っている間に
そうだ!見納めしなくてはと
右パイをみた。
いつもどおりの右パイ。
触っても自分ではシコリはわからない。
瘦せて肋骨と間に
ちょっと山がある程度の両パイ。
いざ無くなるとショックなんだろうか…
と思ってると
看護師さんが呼びにきてくれた。
歩いて手術室へ行き、
たくさんの自動扉をとおるたび
その都度、立っている看護師さんに
生年月日と名前を聞かれる。
前にも後ろにも
同じ格好の人が並んでる
毎日たくさんの人がこうして手術を
受けてるんだなぁと
社会科見学に来た小学生みたいだった。
手術室に着くと先生がすでにいて
眠れました?と
はい。眠れてしまいました。と言うと
あっそうですか…
良かったですと苦笑い。
眠れなかったんですうーというと
思ってたのか
その後はもう一度
名前と生年月日を聞かれ
点滴をしたところからは麻酔が効き
最初に目を開けた時は
まだ手術室で
先生が笑顔で大丈夫でしたよ。
と言ってるのを見て
その後はまた記憶がなく。
次に気がついた時は
手術した人ばかりの部屋に移されていた。
旦那、オカン、旦那のオカンが
心配そうにみていた。
リンパ大丈夫だったって。と言われ
そう…と言ってるうちに
意識がはっきりとしてきて
体を見てみると
まぁビックリ
管だらけ。
そして、生理だった私。
生理パンツを履いていたのが
オムツに変わり導尿付き。
どんなに酔っ払っても
パンツは脱がない。
鉄のパンツを履いてた私が
知らぬ間のパンツチェンジ。
わたすのパンツは一体どこへ
そしてナプキンを処理してくだすった人
本当に申し訳ない…だった。
管だらけのため
その日は動けず、
床ずれ防止のベッドで寝かされてたが
腰も痛ければ、
ちょっと足を動かすと導尿の管に
違和感が走り
上半身は傷からくる痛みもあり
結局、眠れなかったので
痛み止めを点滴でうってもらい
眠った。
その日、手術後は胸は見ずに眠った。