暗闇に零れおちる金色の雫
遥か過去の錆ついた記憶が 静寂な夜に眠る
哀しみの蒼に沈んだ街を
銀の羽で包んだ鳥は ただ透き通ったその声で鳴く
止まった砂時計 繰り返す針は何時を指すのか
聖なる夜の星空 踊る時間の調べを優しくなぞって
やがて訪れる終末に 清らかな純白の花は静かに閉ざす
終わらない幻想を抱いて
古びた書物に描かれた物語
頁を捲る少年の夢は 片翼の羽根に埋もれる
遠い日に交わした約束が 雨露に融けて 破かれた頁に沈んでいく
錆ついた輪廻
繰り返す舞踏会に舞うドレスを引き寄せては君を探す
何処にもいないとわかっているのに
止まった砂時計 繰り返す針は もう動かない
やがて訪れる終末に 清らかな純白の花は静かに閉ざす
終わらない幻想を抱いて
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以前HPで途中まで書いた「錆びた国の物語」を思い浮かべた詩。
本編は改訂版を製作中で、そのうちUPする予定です。