現在のキリスト教世界では「イエスの弟子」と「クリスチャン」とは異なる意味を持つと説明します。彼らの言う「クリスチャン」になるには、悔い改めと信仰告白の数分でOKです。しかしイエスの言葉によれば、イエスの弟子になるには、はるかに困難と思える条件が伴います。

 

 あなたがたのうちで、自分の財産をことごとく捨て切るものでなくては、わたしの弟子となることはできない。(ルカ14:33)

 

それゆえに、「イエスの弟子」たちとはイエスの時代に彼に従った12人の使徒のことであり、「クリスチャン」とは、後にキリスト教が形成される中で信仰を表明した人達であると説明します。しかし、この説明が間違っていることは次の聖句から明らかです。

 

そこで、十二使徒は弟子全体を呼び集めて言った、「わたしたちが神の言をさしおいて、食卓のことに携わるのはおもしろくない。(使徒6:2)

 

聖書では、イエスから直接教えられた12使徒を通して、イエスに信仰を表明した人たちも「弟子」と呼ばれているのです。ですからイエスとその12使徒たちを通して、世界に広められたキリスト教を信仰する人たちは全て「イエスの弟子」なのです。

「クリスチャン」とは「イエスの弟子たち」のことであることは、聖書そのものが明確に述べています。

 

このアンテオケで初めて、弟子たちがクリスチャンと呼ばれるようになった。(使徒11:26)

 

「クリスチャン」は聖書の時代に登場しており、「クリスチャン」とは自分の財産をことごとく捨て切った「イエスの弟子」たちのことなのです。

あなたはクリスチャンですか。