607年とするためには聖書の数値も変更!

普通、記録文章に数値を記入するのは、何かを特定するため、曖昧さを避けて明確にするためでしょう。まして聖書に書かれている数値は、物事を正確に理解するための重要な情報となります。
それを勝手に変えて解釈しても良いでしょうか。いいえ、とんでもありません。
洞察の本の次の記述をご覧下さい。

*** 洞‐2 422ページ ネブカドネザル,ネブカドレザル ***
ダニエル書によると,ネブカドネザルが金の頭の像の夢を見たのはネブカドネザルの在位期間の「第二年」(多分,西暦前607年におけるエルサレム滅亡の時から数えたものと思われるゆえ,実際には第20在位年を指す)でした。


念のためダニエル書の記述も記します。

(ダニエル 2:1) …次いで,ネブカドネザルの王政の第二年,ネブカドネザルは夢を見た。…

何とネブカドネザルの王政の『第二年』との記述を『第20年』に変更して解釈しているのです。

しかもその変更の理由は『多分,西暦前607年におけるエルサレム滅亡の時から数えたものと思われるゆえ』だと!
『多分,…と思われる』との表現は、確定的な根拠がない事を示しています。その根拠のない考えを理由として、聖書の数値記述を変更しているのです。

ここまでしてエルサレムの滅びをBC607年にしたいのです。