ヨハネ 6:68 …「主よ,わたしたちはだれのところに行けばよいというのでしょう。あなたこそ永遠の命のことばを持っておられます。

この聖句は「エホバの証人の組織を出て何処へ行くのか」と言う風に用いられます。すなわち「エホバの証人に勝るキリスト教の組織はどこにもない、この組織を出ても行くところがない」と言うニュアンスで用いられます。
しかしこの聖句は組織のことを言ってはいません。「誰のところに」であり、その答えは「イエスのところ」です。キリスト教の信仰は個人の事柄であり、組織ではありません。「真の組織」など何処にも存在しないのです。組織単位で是認されたり断罪されたりするものではありません。あくまでひとりひとりの信仰や行いが問われるのです。
エホバの証人の組織を離れるに当たって、この聖句で躊躇する必要はありません。むしろ組織を離れてイエスのところへ行くべきです。

「あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思うので、聖書を調べています。
その聖書が、私について証言しているのです。それなのに、あなたがたは、
命を得るために私のもとに来ようとはしません」(ヨハネ:5章39、40節)