マイナス思考を消し去る簡単な方法 | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語や芸能など、思いついたことを適当に書いていくという、そういうブログです。

Writing Thoughts Down Can Help Quell the Bad, Keep the Good(考えを書き出しておくと、悪癖が止まり良い習慣が身につく)というタイトルのエッセイです。Our physical movements influence our thoughts-and how much we use them(ひとの肉体的な動きは思考に影響する――そして、それをどれくらい利用するか)と説明が付いています(→記事リンク)。



筆者はMarina Korenとなっているのですが、プロフィール欄が空欄で、写真もありませんでした。ただ、良い記事なのでとりあえず読んでみましょう。また、記事の内容は、すべてオハイオ州立大のRichard Petty氏の研究に基づいているので、誰が思いついたかわからないような怪しいものではありません。





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では、最初のパラグラフから。



The English language is rife with idioms that cast thoughts as physical objects, as if they are actual possessions of the mind: She holds a strong opinion. That argument carries little weight. They gave you the wrong idea.

「英語には思考を具体的な物にたとえた慣用的な表現がたくさんある。まるでそれこそが心を実際に所有しているかのように。"彼女は強い意見を持っている"、"その議論には重みがほとんどない"、"それらは誤った考え方を与える"などがそれである」



上の英文には3つの例文あげられています。それぞれShe holds a strong opinion.とThat argument carries little weight.とThey gave you the wrong idea.に共通するのは、opinionやargumentやideaといった言葉で行う「思考」が、まるで物理的に受け渡しできる物のように扱われていることです。



これはもちろん英語だけではありません。日本語でも「思考が停止した」とか「既存の方針を丸飲みする」とか「とりあえずの考えをぶつけた」など、思考を物にたとえる表現は無限と言っていいほどにあります。


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では、言葉のそのような性質をどう利用するのでしょうか?



Now, researchers have found that treating thoughts like tangible material goes beyond figures of speech, reports a recent study in Psychological Science. When participants wrote down negative thoughts about body image or a type of diet on a piece of paper and threw it away, they were less affected by them when later evaluating their attitudes on these topics; their initial blues didn't translate into a negative outlook. On the other hand, those who jotted down positive thoughts and tucked the note into their pockets for safekeeping were more likely to be influenced by them-their ratings reflected a positive skew.

「さて、専門家によれば思考を見える形にすると言葉を超えてしまうものだと、心理学のある研究で報告された。被験者が紙に肉体やあるダイエットについてネガティブな考えを書いて、それを捨ててしまうと、あとで自分の態度を評価したときにそれらに影響されにくくなるとわかった。もともとは負の感情でもマイナスに見られなくなる。他方、ポジティブな考えを書きとめ、忘れないようにポケットにメモを入れておいた者は、良い傾向が生じるとわかった」



悪いことをメモしても、良いことをメモしても、とにかくメモすれば良い影響を受けるというわけです。ただし、悪いことは書いて捨てる、良いことは書いて持ち歩くという違いがあります。



The science involves what's called embodied cognition: the well-established idea that the body and its movements can shape thought.

「その研究は実現認知と呼ばれるものを含む。それはからだとその動きが思考を形作れるという確立した考え方である」



これが最初に出てきたRichard Petty氏の研究分野です。こういった心理学かビジネス研究だかわからないことまで大学の研究でしっかりまかなっているいるところが、アメリカ経済の強みかもしれません。


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ある実験では、スペイン人高校生グループに自分の体型についてポジティブな考えとネガティブな考えを書かせてみました。1つのグループにはその紙を捨てさせ、もう1つのグループには「文法ミスがないか確認せよ」ともう一度読ませました。



そして、「書いて捨てる」という方法をとると、あとになってネガティブな考えにとらわれにくくなることがわかりました。



次の実験で、地中海式ダイエットについて紙にポジティブな考えかネガティブな考えどちらかを書かせ、紙を捨てさせるかポケットに入れるかをやらせました。比較のために、もう1つのグループに単なる紙を持たせました。そして、すべての被験者がオリーブオイルを中心とした食生活に移れるかどうかを調べます。



ネガティブな考えを書かせて捨てさせた一群は、この食生活にポジティブに反応するようになりました。「捨てる」という行為は、どうやら「ダイエット」を捨てることになるのではなく、「ダイエットに対する負の感情」を捨てることに結びつくようです。



プラスの考えを書いて持ち歩いた一群もさらにプラスの感情を拡大させました。


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さらにもう1つの実験では、実際に書かなくてもネガティブな考えの影響を減らせることがわかりました。紙に書かなくてもいいとなると、さてどんな方法でしょか?



なんとパソコン上に書いてデリートするだけです。これでもマイナス感情に流されなくなると言うのです。



せっかくなので、さっそく試してみましょう。



あなたの一番嫌いな人を思い浮かべてください。そう、その人。では、画面に「私は○○が大嫌いだ! あんなヤツ死ねばいいのに!」と書いてください。思い切って書きましょう。・・・・書きましたか? その字面を5秒くらいみたら、すかさずデリートします。



では確かめてみてください。○○さんのことを考えても、前より心が動かなくなりましたか? ○○さんに対するマイナス感情はだいぶなくなりましたか?



研究者は「想像するだけではこれほどの影響力はない」と断言します。頭の中の映像では、自分はだませないのです。だから、マイナスの考えをゴミ箱に入れるところを想像するだけではさして効果がないことになります。


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ただし、絶対に文字で書くしかないわけではありません。



実際にからだを動かせば効果が現れます。たとえば、マイナスの考えに対して首を横に振ってみる、プラスの考えにうなずいてみると効果があることがわかっています。



もし「こんな悪いことをやりたい!」と思ったら、ぜひ首を横に振ってみてください。すると、その考えはすっと抜ける可能性があります。



イヤなメールが来たらさっさと消し、すてきなメールが来たらいつまでもずっととっておく・・・たぶんそういうことは私たちの感情に何らかの良い効果を生み出しているのでしょう。



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