aをつける基準は自分にある 不定冠詞その5 | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語や芸能など、思いついたことを適当に書いていくという、そういうブログです。

ここまで、「a ~」が「1単位」をあらわすということを繰り返してきました。


たとえば、an appleというのは、「自分がリンゴの1単位だと考えるもの」が成立しているということです。


リンゴが半分に切ってあれば「1単位」ではないのでan appleでなくなります。


それはa halfです。「半分」という1単位が成立しているからです。


(  ̄っ ̄) そういや、a number of ~も「たくさんの数の~」という意味だよね。どう考えればいいの?



たとえば、ノートがほしいと思って、大きなお店にノートを買いに行きました。するとそこにはたくさんのノートが置いてあります。


そんなときに、「このお店はがあるなあ」という言い方ができます。


このときの「数」は「たくさんの数」のことです。



(  ̄っ ̄) まあ「とぼしい数」ではないわな。



まあね・・・というか、「たくさんの数」です! それを否定されたら先に進めないんで。



(  ̄っ ̄) はい・・・おっしゃるとおり「たくさん」のことですね。



そうですね・・・すなおな生徒からすみやかに理解が得られので、先に進みます。


「このお店はがあるなあ」と言うときの「数」は、考えてみるとおもしろい言い方です。


なんで「数がある」で「たくさんある」になるんでしょうか?



(  ̄っ ̄) そうねえ・・・「数がある」だから、「数がそろってる」ってことかな?


そうでしょうね。

つまり、「数がある」とは、自分が「数がある」と認める基準にじゅうぶん達しているということです。


これと同じニュアンスがa numberのaにこめられていると考えていいでしょう。




(  ̄っ ̄) 「数がある」だから「たくさんの」になるわけ?



そういうことです。


さらに言うと、1単位というのは自分が持っている基準です。


たとえば、リンゴ1個と言うときだって、もしかしたらひとによっては「ちょっとでも削れていればだめ」とか「これくらいなら1個かな」とか、いろいろあるかもしれません。


ネコだったら「ネコ半分」とかはないから、そういうの「揺れ」はないでしょうけど。



( >д<) ネコが半分! やーめーて-!



・・・・横山弁護士みたい。



(  ̄っ ̄) ??・・・だれそれ?



「やーめーてー」って、ほら、あの・・・・いやいや・・・ごめんごめん。



(  ̄っ ̄) ?・・・あとさ、ついでに「いろいろの」のa variety of ~は?


それこそ、さっきのノートの例がぴったりです。


どれくらいの種類があれば「いろいろ」と認識するかはひとによって基準がちがいますね。


大きなお店でノートが並んでいるのを見て、それが自分の「いろいろ」の基準に達していればa variety of notebooksと言えます。



(  ̄っ ̄) なるほどねぇ。


数の問題でなく、何が「1単位」になるかがaがつく、つかないの基準です。


たとえば、「一足の靴」のa pair of shoesでは、a pairを「2つ」と考えないで、「1つのペア」、つまり1対(つい)が1単位になっていると考えてください。


では、次の回で、aの「1単位」の知識をもっと広げて使う方法を考えましょう。


これができると、力がすごくつきますよ。



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