ウランはCO2の削減という面ではクリーンかもしれないけど | バイオエタノールあれこれ

ウランはCO2の削減という面ではクリーンかもしれないけど

これはリクルートさんのR25サイトの記事ですね。
結構良い線ついてるよね!

http://www.excite.co.jp/News/economy/20081209/R25_110000005529.html
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2008年12月9日 11時00分

【コラム】 バイオ燃料ってどうして注目されているの?
スーパーで買い物をしていると、パンが高くなっていることに気がつきました。そういえば、小麦の値段が上がっているらしいけど…それってなんで?

どうやら、小麦農家はバイオ燃料として利益の大きいトウモロコシの生産に鞍替えし、深刻な小麦の生産不足に陥っていたのだそう。でも、バイオ燃料ってなんでそんなに注目されているのでしょう?

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今夏、エタノール混合ガソリンが販売開始
大手企業が続々と参入中! バイオ燃料ビジネス最前線(2007年5月10日号)
バイオエタノールは主にサトウキビやトウモロコシなどを発酵させて作られる。植物は光合成時にCO2を吸収するため、バイオエタノールを燃焼してもCO2排出量は理論的にはプラマイゼロ。地球温暖化防止に有効な石油の代替エネルギーとして世界的に注目されている。
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植物を育てている間はCO2を吸収するから、バイオ燃料はエコなエネルギーというわけだったんですね。ところで、日本ではバイオエタノール普及が遅れているけれど、実はアサヒビールが率先して作っているそうなのです。って、なんでまたビール会社が!?

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ビール会社が車の燃料を開発
サトウキビからとれるバイオエタノールの利点とは?(2006年3月23日号)
「当社は、基幹である酒類事業から発生した技術素材をもとにした事業展開も行っています。バイオエタノールは、当社のお酒造りのノウハウを環境への貢献に生かせるということで、研究を始めました。この1月から沖縄県・伊江島でバイオエタノール製造・利用の実証実験を行っています」(アサヒビール広報部)
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石油は限りある資源だけど、植物だったら新しく育てればいいというメリットがあるんですね。ブラジルではすでにバイオエタノール100%の燃料で走るクルマが登場しているとのことで、今後ますますバイオ燃料の注目度はアップしそうです。そんななか、バイオ燃料と同じく注目されているのが、ウランだとか。

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世界中で争奪戦がはじまっている!?
バイオ燃料だけじゃない!? CO2対策で“ウラン”が注目(2007年6月28日号)
ウランは原子力発電の燃料となる鉱物だ。火力発電も原子力発電も燃料をつかって水を沸騰させ、蒸気でタービンを回して発電する点では同じだが、石油・石炭・ガスは燃やすとCO2が出る。一方で、ウランを核分裂させて熱を起こす原子力発電は「発電の過程でCO2が出ない」とされる。
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日本をはじめとする先進各国で原子力発電が見直され、ウランの国際取引価格が7年前と比べて十数倍にも高騰。「ウラン争奪戦」にまで発展しているそう。

ウランはCO2の削減という面ではクリーンかもしれないけど、原子力発電は発電後に放射性廃棄物が残るのもまた事実。CO2ばかりに気をとられていると、恐ろしい未来を招くことになりかねないのかもしれません…。
(R25編集部)
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