中国のバイオ燃料の行方・・・ | バイオエタノールあれこれ

中国のバイオ燃料の行方・・・

中国情報ならここ。
今回も、Serchina.ne.jpから。
利権まみれで、今後の動きに注目・・・

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0315&f=column_0315_003.shtml
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注目IPOチャイナ・アグリ、上場初日5割高の声も
2007/03/15(木) 11:08:02更新

【香港発!上場企業最前線】~さらりと解かる中華経済の「今」~
小野尚美  ファースト証券(香港)
連載第13回
  第10回のコラム「グループ再編で注目される中糧国際」で紹介した食糧・農産物加工会社の中国糧油(チャイナ・アグリ、0606)が、中国糧油国際(コフコ、0506)から分社化していよいよ3月21日に香港市場に上場する。

  アグリ社のバイオ燃料事業は「環境保全」という国家事業を担った未来志向のものだが、同社の魅力はそれだけではない。13億人を抱える中国の食糧需給にも大きく関与し、そこには戦略的パートナーとして日系企業も顔を連ねる、という注目銘柄だ。

アグリ社は、(1)主としてトウモロコシを使ったバイオ燃料(2)油脂(3)国内外でのコメ販売(4)ビール用麦芽の輸入販売(5)小麦加工——の5事業を行なう。バイオ燃料の企業としては香港市場では「初物」である上、油脂事業と小麦加工業は国内大手、米は中国最大の輸出業者とあって香港市場での注目度は絶大だ。IPO(新規株式公開)の公募倍率は1000倍を超えた。申込みの際に払い込まれた金額は3200億香港ドル(4兆8000億円)以上になり、香港IPO史上2番目の金額となった(速報値)。

  利に聡い投資家は、コフコが2月8日に「コフコ株保有者には同等数のアグリ株をボーナスとして配布する」という計画を発表すると、その権利を得ようとコフコ株の取得に走った。アグリ社が上場する場合、確実に上場前に株式を確保できるからだ。2月14日までにコフコの株価が20%ほど急上昇し、翌15日の権利落ち日には一転して、アグリ株の公募価格分程度(公募価格は3.10-3.72香港ドル)下落したのはそのためだ(ちなみに日本人でも香港に証券口座があれば、ボーナスシェアを取得できるし、IPOにも応募できる)。

  さて、業績拡大の期待がかかるのは、なんといっても“国家の息がかかった”バイオ燃料事業だ。中国では現在、黒龍江、吉林、江蘇、山東など9省で、ガソリンに10%のバイオエタノールを加えた燃料が販売されている。まだ緒についたばかりで市場拡大の余地は大いにある。同事業は中国当局によるライセンス制で、ライセンスを持つ企業は目下、4社だけ。1社はアグリ社、もう1社はアグリ社の出資企業、更にもう1社はアグリ社の姉妹会社だ。将来的にはこの姉妹会社は親会社からアグリ社に譲渡されるとみられている。

  一方、小麦加工では、豊田通商と冷凍のパン生地やベーカリー製造の合弁会社を、穀物加工大手のはくばく(本社山梨県)とは麺会社を設立している。上場直前には三菱商事が79億円を出資した(三菱商事は上場後6カ月間は株式の売却はできない)。

バイオ燃料の原料となるトウモロコシは、市場の価格に左右されやすいリスクがあるが、同事業は政府からの補助金を受けており粗利率は高い。同社の06年の純利益は前年の約2.4倍の6.2億香港ドルが見込まれている。世界同時株安直後でマーケットの地合いは今ひとつだが、市場では早くも「上場初日は株価が5割上昇するのでは」といった声も上がっており、期待の大きさを物語っている。

  写真は江蘇省での米の収穫作業。アグリ社の事業の一つ、米の輸出は、05年には中国の米輸出全体の74.6%を占めた。日本、韓国、東南アジア、アフリカなどに輸出している。
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