オイルリファイナリーからバイオリファイナリーへ | バイオエタノールあれこれ

オイルリファイナリーからバイオリファイナリーへ

ちょっと前のネタの様ですが、コピペしますね。
この視点良いですよ。

http://www.ecologyexpress.com/kankyo-planning/2006/20060510kankyo-planning.htm
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2006年5月10日 環境ティータイム

オイルリファイナリーからバイオリファイナリーへ
(環境プランニング学会)

地球温暖対策待ったなし!ということで、この4月1日、改正省エネ法がスタートしましたが、その皮切りとして各種工業製品に関する「○○○○の性能の向上に関する製造事業者等の判断の基準等」の改正が軒並み告示されました。
この○○○○には、乗用自動車、貨物自動車、エアコンディショナー、蛍光ランプを主光源とする照明器具、テレビジョン受信機、複写機、電子計算機、磁気ディスク装置、ビデオテープレコーダー、電気冷蔵庫、ストーブ、ガス調理機器、ガス温水機器、石油温水機器、電気便座、自動販売機、変圧器、ジャー炊飯器、電子レンジ、ディー・ブイ・ディー・レコーダーといった各種工業製品が入りますが、どれも私たちの生活を豊かにしてくれる現代社会の必需品です。
これら燃料や電気を使用する工業製品の省エネ性能向上は、二酸化炭素排出量の削減のみならず、石油や石炭、天然ガスなど、枯渇性の化石エネルギー資源の枯渇スピードを緩めるためにも大切な方策ですが、最近バイオエタノールの話題がよく目に付くようになりました。化石エネルギー資源依存からの転換、特に脱石油にドライブがかかってきたようです。
例えば「エコ・エネルギー診断-バイオエタノール」という記事やエコロジーエクスプレスでも「バイオエタノール-世界的な利用促進に遅れるな」、「バイオマス・ニッポン総合戦略」を見直したという話題などなど、バイオエタノールに関する記事は枚挙にいとまがありません。
改めて言うまでもなく日本の石油はほとんどが輸入品、原油価格は産油国の情勢等に左右され、原油価格の変動は、私たちの生活のあらゆる面に影響を与えることになります。そしていずれ原油は枯渇する。最近の原油価格の高騰もあり、ガソリンと混合して自動車用燃料として利用できるエタノールがサトウキビやトウモロコシなどから大量に供給されることへの期待感が高まっているようです。しかし、この加熱ぶりは…。
ひょっとして、まだまだ大丈夫と思っていた化石燃料の埋蔵量が実はそんなになかったのかも?環境ジャーナリストの枝廣淳子さんのメールマガジンで「原油生産量のピークが今まさに到来しつつある」という説を読むと、やっぱり!と思わざるをえませんが、脱石油の行く末がバイオエタノールの製造に留まらない「バイオリファイナリー」を見据えているということであればそのヒートアップも頷けます。
微生物によるバイオプロセスによって、トウモロコシや植物残滓(茎など)、間伐材や落枝など、再生可能資源であるバイオマスから燃料用エタノールや各種化学品の基となるコハク酸など付加価値の高い化学品・等を大規模に製造・精製しようとするバイオリファイナリー。
この新しい技術コンセプトへの期待は想像以上に高く、石油からバイオマスへの単なる原料転換や農林業関係の残滓の有効利用というレベルに留まらず、21世紀の産業革命とも目されています。
トップランナーはアメリカ、現在はどっぷり石油漬けですが、国の科学戦略としてバイオリファイナリーを核に据え、他国に先駆けてオイルリファイナリーからバイオリファイナリーへの転換を強力に推進しているとのこと。資源大国と言われるアメリカもこと原油に関しては輸入国、背景には脱中東の意向に加え、産業界の積極的な意向が政府を動かしているようです。
日本でも新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)を中心として微生物利用によるバイオリファイナリー技術の開発に乗り出したということですが、バイオ関連企業はもとより化学、石油、電力を含むエネルギー、穀物商社、農業、林業等、広い産業分野の事業内容に大きな影響を及ぼすことは必至、産業構造自体を変えるほどのポテンシャルを持っていると言われています。
一方、エネルギーを大量に消費するインフラに乗っかって、便利な物に囲まれて快適な暮らしをしている私たちですが、市民レベルでは過度にバイオリファイナリーに期待するよりは、「サトウキビやトウモロコシなど人が食べられるものを車に食べさせてしまうのはどうなの?」とか、「耕作地の面積に限りがある中、石油代替用と食糧用とどこで折り合いをつけるの?」とか、そんな等身大の感覚、問題意識を大切にして、ロハス的?な省エネ、脱物質的豊かさに重きを置いたライフスタイルを実践していきたいものです。
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