映画「夏の終り」@ロケ地加古川 | リーニュトロワのブログ

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こんにちはー。


今日はインテリアブログから脱線するようなしないような、そんなお話。


リーニュのある加古川は、未だレトロな街並みが残る古い街。

裏返せば開発しつくされた都会とは程遠い昭和な部分が残る少し時代遅れな町。


阪神工業地帯として大手製鉄所、重工・化学工場が多数あり

1950年から数えて人口は2.5倍にもなっており、現在も微増を続けている。


そもそも大きく栄えたのも1899年に日本毛織 が出来てからと想像できる。

社宅が立ち、駅前の人口増加、駅前の地価が上がった。

昭和時代の駅前商店街の活気ときたらすごいものがあったらしい。


現在もなお、神戸・大阪・姫路の衛星都市(通勤圏)として住宅人気は高い。

しかしながら観光資源・文化資源には乏しく(メジャーなものが少ないという意味で)

加古川イコールおしゃれという印象はない。


そんな地元ではあるが最近他の分野で注目されつつある。

少し前の話になるのだが

2012年6月頃、映画の撮影があるというのを先輩に聞き

しかもロケ地や小道具類の段取りをしている方とお話しする機会があったので、遊びに行ってみた。


場所は、やっぱり


日本毛織社宅建築。


日本毛織社宅建築群4
地元ではこの昭和のレトロな街並みが残る場所として有名で、

今までも水谷豊さん「少年H」、松坂慶子さん「火垂るの墓」、玉木宏さん「砂の器」、など

様々な映画の撮影場所として知られる。










日本毛織社宅建築群1
日本スタイルの長屋・町屋建築が主な中、
当時雇われた外国人用の住居として建てられた明治時代の洋風建築も残る。










日本毛織社宅建築群2
その「異人館」は現在はニッケ社宅倶楽部という集会場になっているようです。










日本毛織社宅建築群3
道路がアスファルトになったり、老朽化で塀が取り壊され
現存維持が危くなっている同集落であるが、
この中で使われていない長屋住居が撮影用として使用許可が下りたようです。










日本毛織社宅建築群5
撮影用として使われた住居の中を見せてもらえました。










日本毛織社宅建築群8
中の雰囲気は当時の居間そのもの。










日本毛織社宅建築群7
照明や電化製品などの小道具にもこだわりが見えます。










日本毛織社宅建築群6
台所。見たことのないタイルのシンクや作業台が私達にはとっても珍しく感じます。










日本毛織社宅建築群9
2階は主人公が江戸型染めの職人として働く作業場として内装を変えられていました。
大道具さんの働きを改めて実感。
これを突貫工事で数日で仕上げてしまうのだから、驚きです。










日本毛織社宅建築群10
同じく作業場の小道具。
細かな部分まで雰囲気づくりされています。





映画「夏の終り」は、瀬戸内寂聴が自身の体験を元に書いた自伝小説が基。

何度も映画化、ドラマ化されている本作。

難しいとされる知子役を

今注目されている満島ひかりさん主演で製作されました。

主人公が同時に2人の男を愛するという

慎吾役に小林薫さん、涼太役に綾野剛さんと豪華な顔ぶれです。



個人的にはこの辺りは桜が咲く春の季節が素晴らしい絵が撮れると思うのですが、

ぜひロケ地となった背景も気にしながら、見て頂きたいなと思います。










映画「夏の終り」

http://natsu-owari.com/

満島ひかり、綾野剛、小林薫、赤沼夢羅、阿部聡子、小市慢太郎

原作:瀬戸内寂聴 1963年女流文学賞受賞

監督:熊切和嘉 脚本:宇治田隆史









wrote by ligne trois(リーニュトロワ/株式会社リバーウエスト)
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