第2回は、大アルカナの1番「マジシャン(魔術師)」のカードです。
文献にタロットが登場するのは、15世紀半ばのことです。
しかし、実際にタロットカードが生まれたのはもっと前で、古代エジプトに由来するとか、
古代の叡智がカードに吹き込まれてインドからヨーロッパに伝来したという説もあります。
マジシャン(魔術師)は、フール(愚か者)が生み出した
クリエイティブな可能性 を実現させていくために、必要な手段をすべて持っています。
彼/彼女は、生命の庭に立ち、人生の道具立てとなる ワンド(杖)
カップ(杯)
ソード(剣)
コイン(金貨)
を用意しています。
高くかかげた手でインスピレーションを天から受けて、
自らの肉体を通して、地上世界に下ろすのです。
マジシャンの頭上にある無限大マーク ∞ は、私たちが永遠の存在であり、
永遠に創造し続けていることを思い出させてくれます。
マジシャンは、私たちに、現実を創造するための手段と
天賦のエネルギーがあることを思い出しなさい、と伝えています。