昨日(7/25)は、マヤ暦、コズミック・ダイアリーの「時間をはずした日」でした。
昨日私は、本屋さんで手にとった、星野道夫さんの「オーロラの彼方へ」という本の中で、
ある一節に目が留まりました。
「人間の一生がいかに短いものなのか、
そしてある日突然断ち切られるものなのかをぼくは感じとった。
私たちは、カレンダーや時計の針で刻まれた
時間に生きているのではなく、
もっと漠然として、脆い、
それぞれの生命の時間を生きていることを教えてくれた。
自分の持ち時間が限られていることを本当に理解したとき、
それは大きなパワーに転化する可能性を秘めていた。」
『オーロラの彼方へ』(PHP研究所 星野道夫 写真・文より抜粋)
数年前、とてもお世話になった上司が
40歳の誕生日のすぐ後に、他界しました。
あまりの突然な別れに、ご家族をはじめとする周りの方々が
大きな悲しみにくれたのは言うまでもありませんが
同時に、彼は人の2倍のスピードで生き抜いたのだと感じたのは
私だけではありませんでした。
人は肉体を持っているので、
誰しも死というものへの恐れをもっています。
けれど、死があって、生がありますよね。
私は今年32歳になりましたが
父方、母方ともに長寿の家系のため、
どこかでなんとなく、自分も80歳とか、90歳くらいまでは生きるのだろうと思っていました。
あと何年生きられるのか、考えたこともありませんでした。
けれど、もしかしたらそれは
その彼と同じようにあと8年かもしれないし、もっと長いかも、もっと短いかもわかりません。
「あと何年」というカウントダウンを、昨日は自分なりに考えてみた一日でした。
強く思ったのは、
あ゛~もう、ぼやぼやしてる場合じゃない! ということ。
星野道夫さんのことを詳しく知ったのは、
映画「地球交響曲 ~ガイアシンフォニー~第三番」
でした。
星野さんの生き方から感じとるものがきっとあると思います。
おすすめです。
渡辺