みなさま、こんばんは
今日の雨が上がると、すっかり気温が上がるとか。
最近肌寒いと思っていたのですが、夏はすぐそこ、だったのですね~。
季節の変わり目は、一体何を着ればいいのか、すっかり判らなくなってしまいます
さて、先月でしょうか…夜にテレビを観ておりましたところ、
突然「脳」を持って女性が壇上に登り、プレゼンをしているではありませんか
わぁ、脳って、そういえば右脳と左脳に完全に割れていて、
間に脳梁があったんだな…と思ったり…なかなか見ないですからね…
人間の不思議にはとっても興味がありますので、
引きつけられまして、ばっちり観てしまいました。
壇上でプレゼンをされていたのが、ジル・ボルト・テイラーさんという方で、
内容は…
神経解剖学者である彼女が、37歳の時、突然脳卒中に見舞われ、
左脳の出血から通常の認識・知覚能力を失います。
その時、彼女は思いもよらぬ体験をすることになります。
意識が宇宙規模で広がっていき、すべてがひとつであることを
至高の幸福感と共に感じたと言います。左脳の言語中枢が静かになるにつれ、
いつも「脳」が定義していた「外の世界での人生」とその思い出から切り離され、
心がなごみ宗教的とも言えるような、「悟り」の感覚、あるいは
宇宙と融合して「ひとつになる」ところまで高まって行った、と表現されていました。
それから8年間をかけて回復され、数字すらも分からない状態から、
神経解剖学をまた教えることができるところまで戻られたそうです。
すごい努力だったことと思います。
脳の機能を一度は損傷し、大きな経験をされたことで、
いろいろな気づきやひらめきがあったそうです。
そのことが、詳しく書かれている著書があったので、
早速読みました。
実際に脳卒中を経験した脳の持ち主である彼女が、回復するまでの間に
脳がどのようにこの世界を感じ、どうやって機能しているかについて、
内側からの体験を専門家の目線で記録・観察したことをこと細かに書かれていました。
書籍は、読みやすくて一気に読んでしまいました。
おしゃべりでユーモアのある感じの内容で、読みやすかったです。
中でも、こんなテーマが心に響きました。
左脳と右脳のどちらを使うのか、脳は自分で使い方を決めることができるもの。
脳で起きていることに目を向け、手綱は自分で握ること
自分は、「脳が作った結果」ではなく、自分で作ることができるものであり
押し寄せる感情をどう「感じるか」は自分次第で変えられる
怒りや嫉妬、欲求不満などマイナスの感情を抱くとき、人は脳の中で
複雑な回路を働かせ、自分らしさを再確認すらしていることがある。
でも、幸せじゃない状態だから、せっかくなら幸せ回路を使おう
生化学的に、怒りを感じたときの反応は90秒で終わるそうです。
それさえ我慢してしまえば、そののち脳内で
何度も何度も思い起こさせる悪魔のささやき
(「あの時のアレ(イヤなこと)…イライラするなぁ」とか)は、
全然関係ない面白いことややりたいこと、思いっきり笑えるようなことを考えることで、
早くやめさせることもできるそう。
たった90秒で終わるはずの反応なのに、嫌な気持ちになるのをわかっていて
何度も何度も思い出して噛みしめるなんて、ほんとに無意味。
で…
この書籍の、“深い心の安らぎを見つける”という章の中に、
エンジェルカードの紹介がありました。
思いもよらないところで登場しており、ちょっと嬉しくなってしまいましたので、
引用してご紹介させていただきます。
「人生で大切だと信じていることに意識を集中させるため、一日に何回か
エンジェルカードを引いています」
「エンジェルカードを利用するのは、自分を寛容な心の状態に戻すためです、
心を開いているときにわたしを惹きつけるものが、本当に好きだから。
(一部省略)
エンジェルを引くことは、心を左脳の思慮分別から抜け出させるのに役立つ、
もっとも簡単で最も効果的な方法なのです。」
『奇跡の脳』(新潮社刊 ジル・ボルト・テイラー著 竹内薫訳より抜粋)
右脳マインドをあらわずキーワードは、思いやりであると著者は言っています。
現代人は、普段の生活やお仕事でどうしても、左脳中心になってしまいがち。
たとえば休日に自然の中に出かけていき、風や光を感じたり、力強い樹木や鳥の鳴き声を
感じたりするなど…、もちろん、エンジェルカードを引いて、うまく右脳を使って
リフレッシュすることも右脳と左脳のバランスを取るためには、とても大事なことですね。
何事もバランスが重要!意識して楽しく前向きで、思いやりのある
人生を過ごしていきたいと思いました。
ご興味のある方には、読みやすいのでオススメです
by くり