6月19日の天野敦之さんの講演会に母も参加しました。
「聞いてもわからないかもしれないけれど、頭数にはなるから」との親心。
参加費はいらないと言うのに、必ず出すと言って聞かない母でした。
この年代の方々は、頑固なほどに律義で、人に迷惑をかけないようにとがんばっています。
今回の震災で、それがよくわかりました。
母は、耳が遠くなってきています。
後ろの席で聴いていた母は、先生のお話が分からなっかったようで、
「マイクを買いなさい」とアドバイスをくれました。
先生のお人柄に触れた母は、先生のお話が分からなかったことが残念だったようです。
私の知らない間に、先生のご著書
『宇宙を感じて仕事をしよう』を読み始めていました。
そして、4日後、
「隅から隅まで全部読んだ。
あの先生は、若くておとなしい人だったけど素晴らしい人だね」
と言って感心していました。
母にも分かる平易な言葉で、大切なことを伝えてくださっている天野先生ありがとうございます。
母は、「人間としてなすべきことをやっていけばいいんだね」と言っています。
3月11日の大津波で、家を流されてしまった母は、
みなに迷惑をかけないようにと身の振り方を考えています。
甘えていいのに・・・それができない年代です。