22日のNHK「日曜討論」で、
与謝野大臣が
「火力発電はコストがかかり、それが料金に反映する」という内容の話をされていた。
これは、
「火力発電の方が、原子力発電よりもコストがかかり、消費者の皆さんの負担が増えますよ」ということであろう。
どういう計算をされているのだろう?
自分の負担が増えることには、
私たちはみな反対すると思っているのだろうか?
今回の福島第1原発の事故で、どれくらいのお金がかかるのだろう。
東京電力だけでは払いきれないので、政府がしっかり面倒を見ると管首相は話されていた。
建設から廃炉まで、
そして事故が起こればその対応と補償。
火力発電は、それ以上のコストがかかるのだろうか?
もし、火力発電で事故が起こったとしてもだ。
今回の事故が料金に跳ね返らないようにしたいと政府がしきりに言っていたのはこういうことだったのだろうか。
コストだけではないだろう。
地震や津波の被災者も福島の人たちを気の毒に思っている。
家が立派にそこにあるのに住むことができない。
田畑があるのに作物を育てることができない。
一生懸命世話をし育ててきた牛や羊を置いて出ていかなければならない。
地域のつながりも、その土地の文化も断たれてしまうかもしれない。
管首相は浜岡原発を停めたが、
津波対策ができれば稼働してもよいと言ったという。
今回の東日本大震災は、「想定外」だらけだった。
この大震災を経験しているのに
何を持って「津波対策がしっかりできた」と判断するのだろうか?
原発に関して、私のちいさな頭は?だらけである。