2月の初めのことです。
「リンゴが教えてくれたこと」(日本経済新聞出版社)に感動した友人と私は、
木村秋則さんの講演を聴くために青森に行きました。
木村さんは、絶対聴きたい講演者の一人です。
講演は期待通り素晴らしかったです。
「やはり生はいいね。DVDも良かったけど生の迫力は格別だね。」
とは、一緒に行った友人のことばです。
講演会の後に交流会があり、
木村さんを慕う素敵な方々と一緒に
青森の特産品を使ったお料理を堪能しました。
木村さんはとなりのテーブルにいらして、
サインをお願いすると快く応じてくださいました。
「社会に役立つ一生
一番美しい」
私は、1月4日に交通事故を起こし、九死に一生を得ました。
その時に、私は、自分には生きてなすべきことがあるのだと思いました。
そして、1ヵ月後に木村さんから上記のことばをいただいたのです。
背中を押してくれるこのことばを大切にして
社会に役立つことをさせていただきたいと思っています。
因みに、友人には、「人生は、こだまと同じ」という言葉を書いてくださいました。
以前、母が次のように語ってくれたことを思い出します。
「人は当たりよう。良く当たれば良く返ってくるし、悪く当たれば悪く返ってくる」
木村さんは今、日本で一番集客のできる講演者です。
ご自分の作物に手をかける時間もないほど忙しく飛び回っていらっしゃいます。
講演会でとなりに座られた出版社の方のお話では、
木村さんはほとんど無料で講演をなさっているそうです。
本当に大変な年月を過ごしてこられたことを思えば、
苦労を共にしてこられた奥様やお子さんたちのためにも、
たくさんの講演料をいただいて良いと思うのですがそうしない木村さん。
木村さんは、私にくださったことばのように、
「美しい人生」を生きておられるのですね。