脳トレで有名な川島隆太先生の講演会に行ってきました。
川島先生は、お話が分かりやすく、何よりも笑顔が素敵で、
さすが脳トレの第一人者!という感じの方でした。
お年寄りの皆さんにもきっと絶大な人気があるに違いありません。
お近くで、もっと詳しく、いろんなお話を聴いてみたいと思いました。
今日は、講演会で学んだことをちょっとおすそ分けします。
東北大学では、「スマート エイジング」を提唱しているしているそうです。
「アンチ エイジング」はよく聞く言葉ですが、「アンチ」の次にくる言葉は否定的に捉えられています。
つまり「アンチ エイジング」は、歳をとることを悪いことと捉えているわけです。
それに対して「スマート エイジング」は、
「高齢期を人生の収穫期として積極的に受容しよう」という考え方で、
「高齢社会に対する考え方のパラダイムシフトの提案」となっています。
私は、この考え方に共感し納得しました。
歳をとることは、自然の理であり、変えられないものです。
でも、どんな風に歳を重ねていくかは自分で決めることができます。
歳をとることが悪いことだとすると、高齢者が生き難い世の中になってしまいます。
今までがんばってこられたお年寄りの方たちに感謝し、
その知恵や技を受け継ぎながら互いに支えあって生きる社会が理想です。
それから、素晴らしい実践報告がありました。
認知症の方や家族の方たち、これから老いゆくすべての人たちに朗報です。
川島先生のグループの実践で、認知症の方たちが改善して、
英語の学習を始めたり、家族とお正月を過ごせるようになったり、
寝たきりの方たちも起きて学習するようになったりしているそうです。
スマート エイジングには、
①読み書き ②コミュニケーション ③物を作ることが役立つということでした。
手紙は直筆で!
同じ手紙を書くにしても、メールでは脳が活性化しないそうです。
それから、
子どもを健やかに育てる方法は、「早寝 早起き 朝ごはん」 ごくごく普通のことでした。
おかずの種類が多いこと、野菜や果物を多く取ること。
お母さんの力が大きいことを感じ、反省しました。