80歳を過ぎた母は一人暮らしをしています。
「ボケ防止に」と言いながら、
テレビや新聞などで目にしたアルファベットを、広告の裏にたくさん書いています。
前回帰省した時に、
「自分の名前を英語で書きたいから教えてほしい」と頼まれました。
それで今回、英語用のノートをプレゼントしたら、とても喜んでくれました。
母は、12人兄弟の長女に生まれたので、
弟妹を負ぶって学校に通ったそうです。
背中の子供が泣き出したら、教室にいることができません。
今では考えられないし、想像もできないことですが、
そんな時代に育った母は、「学びたい!」という思いをずーっと抱いてきたのだと思います。
生家でも、嫁ぎ先でも働き通しだった母は、
「今が一番幸せだ」と言います。
お年寄りが安心して暮らせる世の中になればいいなぁと思います。