✨常識✨

今この時代は、これまでのやり方や流れが大きく変動していると言われている。占星術やスピリチュアル界隈では風の時代到来と声高々と皆叫んでいる。
どの様な時代背景があろうが、価値観の移り変わりがあろうが、変わらないものがあるとするなら、それはただ一つ、自分自身が感じている事だけだ。

同じ物を見ても感じ方は皆違う。
その時に、他の誰かやその他大勢が感じた方が正しい、と思う様な時代は終わったのだ。
誰かの目には青でも、私の目には緑に見えるならそれでいいのだ。

そこに疑いや否定を持つから、おかしくなる。
例えば世界地図を見て、日本は小さな国だと散々教え込まれてきたが、これまで生きてきた中で日本国内を狭いなーと思ったことは、ただの一度もない。それどころか、旅行や引越しの度に遠いなぁと思っていたくらいだ。
北海道に至っては本当に広い!と感じたほどだ。

結局のところ、常識と言われている事なんて、どの様に感じ体感するのかは個人の判断によるものが大きいのだ。
それくらい曖昧で一貫性がなく不確かなものだ。
そこに自分の感覚的思想を当てはめてみたとして、ズレが生じる事はあってもピッタリフィットする事の方が稀なのだ。

何とかかんとか合わせようと頑張ってみたところで、捻じ曲げて折砕いてしまった自分の感性は、惨めな思いをしてどんよりと鈍くうずくまることはあれど、眩く光り輝くことは決してない。
何かを見た時や聞いた時に、自分が感じたその感覚を真っ先に信用すべきであり、優先すべきは他者の見たものや聞いたものではないのだと言うことだ。
それがネガティブな感情であっても、ポジティブな感情であっても、優劣を付けず判断せず、そう感じた自分を受容するだけでいい。

破天荒に自分勝手に生きることを推奨しているのではなく、目の前の出来事や世界情勢、あらゆる事柄を見る時、常識に照らし合わせるのではなく、自分の感覚に合わせることが大切だと言うこと。
そうするならば、何かを批判したり落胆することは格段に減ってくる。
自分を強く保っている人は、誰かを攻撃したり、陥れたりしない。
個を大切にする事を知っている人は、他者を尊重できる。
故に争いはなく悲観することもない。

心の平穏は自分で創り出せるのだ。
常識という一見正論に見える固定観念をさらりと飛び越えて、自分の意識の領域さえも飛躍していこう。

愛を込めて。