昨日は、電車で45分、タクシーで25分かけて
和歌山の山の中にある
きのくに子どもの村学園の見学に行って来ました。
帰りは、たまにはハイキング気分で
歩いて帰ろうという事になり
今考えると8km(子どもも
いるから、3時間はかかる)
も下山するのは
無謀だったのですが
20分程下山した所で、
子どもがグズって来たので
タクシーを呼ぶしかないかーと
思っていたら、きのくに子どもの村学園の
先生が、車で通りかかり
「良かったら乗りませんか?」
と声をかけて下さり
即答で「助かります!
ありがとうございます」
と、返事して乗せていただきました。
きのくに子どもの村学園は、教科書は
ほぼ使用せず
体験学習を通して学びます。
学期のはじめに、皆で
その年にやる事の目標を話し合って
決めて、それに取り組みます。
クラスは5つに分かれていて
1年生から6年生が同じクラスにいます。
クラスは自分のやりたい事を選びます。
- 「劇団きのくに」(表現)
- 「工務店」(木工、園芸)
- 「おもしろ料理店」(食の研究)
- 「ファーム」(農業)
- 「クラフト館」(やきもの、木工)
1年同じクラスです。
1年生から6年生まで同じクラスを選んでも良いし、
毎年変更する事も可能です。
学校は、中学校、高等専修学校もあります。
中学校までは、エスカレーター式で行くことになりますが
高校は、そのままきのくにの高等専修学校へ行っても
良いし他を受験することも出来ます。
私が行っているシュタイナー幼稚園の
上のお子さんで、和歌山のきのくに子どもの村学園へ
行っている子が2人います。
「すごくいい学校。
学費は、月10万位かかるけど、元は取っている」
と言っているのを聞いていたのですが
近所の公立の大空小学校を、とても気に入っていたので
行くつもりは全くありませんでした。
大空小学校は、発達障害の子も定型の子どもと
同じクラスで勉強する小学校で
「みんなの学校」という映画にもなりました。
大空小学校へ行く事をとても
楽しみにしていたのに、ある日突然
「うちの子は、きのくにに行かせないといけない」
という気持ちに変わっていました。
これは、今でも謎過ぎるのですが
全く行かせるつもりはなかったのに
運命で決まっていたら
こんな強制シフトあるねんな・・と驚きました。
人生はドラクエみたいな
ロールプレイングで、重要なポイントは
決まっているというのは
これかと思いました。
それにしても、強制シフトが
不自然過ぎる。
きのくに子どもの村学園の見学は、
昨日は6組の家族が来ていました。
最近は、テレビや雑誌でも
取り上げられる機会が増えて
倍率が高くなっているようです。
倍率が100倍になっても
合格すると思っているので
特に、倍率は気にしていませんが。
合格する為に、必要な事は
子供がどれだけ行きたがっているかと
親が、きのくに子どもの村学園の教育方針を
理解しているか、という事のようです。
きのくに子どもの村学園の中に掲示されていた
卒業生の作文の中に
「目標を立てて、それに向かって
行動するクセがついた事が良かった」
という言葉があり、グッと来ました。
何て、いいクセでしょう。
きのくに子どもの村学園は、
机に座ってのお勉強の時間は、ほとんどありません。
でも、卒業生は京大や
カリフォルニア州立大学、北海道大学などに
合格しているので、やる気になった時に
やれば出来る子に育つんだろうと
思っています。
きのくに子どもの村学園の新1年生の枠は
20人です。
今行っているシュタイナー幼稚園には
来年から、きのくに子どもの村学園へ行きたい
年長さんが、5人います。
全員合格するように今から
対策をしています。