色々と瞑想方法の本を読みましたが
般若心経の訳の素晴らしさと共に
瞑想方法も「般若心経の霊妙力」が1番お勧めです。
桑田二郎さんは、月光仮面やエイトマンの作者です。
理由なしに何度も自殺未遂を繰り返したある日、
黄金に輝く太陽を見た事をきっかけに
瞑想中にメッセージを受け取るようになったそうです。
般若心経の霊妙力を読んで、私は以下のように解釈しました。
「空」の瞑想で運命は好転します。
「空」の次元に導くマントラを教えましょう。
「羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶」
ですよ。
しかし、せっかくのありがたいマントラは、
漢語に音写されてしまったので
音の響きがサンスクリット語の発音ではなくなってしまいました。
サンスクリット語の発音
ガティー ガティー パーラガティー
パーラサンガティー
ボウディ スヴァーハ-
瞑想中に↑このマントラを唱える事で
空の次元に導かれると書かれていました。
私も瞑想中にこのマントラを唱えていますが
確かに、深く瞑想に入れます。
「空」とは、ワンネスやゼロポイントフィールドと同義語だと思います。
もっと、簡単に言うと
「今の自分に100%満足する事」
だと思うのですが、日常的に常時ご機嫌な人は
瞑想は不要な気もします。
例:芸人のみやぞんさんや春日さんなど
桑田二郎さんの現在について、調べてみると
2011年にアメブロで老いと孤独について
短歌を詠んでおられました。
桑田二郎さんの短歌を読んで、キューブラーロスを思い出しました。
『死ぬ瞬間』などの著書で世界的に有名な精神科医で、
死の受容プロセスが有名です。
彼女は、40数年にわたり数千人の人々の最期を看取ってきました。
死に行く人を励まし、愛の言葉で力づけてきた功績で、
聖人と呼ばれていた彼女は、晩年脳梗塞に倒れ、豹変しました。
「もうこんな生活はたくさんよ。愛なんて、もううんざり。よく言ったもんだわ」
「聖人? よしてよ、ヘドが出る」
「精神分析は時間と金の無駄であった」
「今、何もできずにいる自分など一銭の価値もない」
と言っていたそうです。
理想や真理を語り、知識や教養があっても
死を目前とした人にとって、救いになるわけではないようです。
私は、ホスピスで看護師をしていました。
ほとんどの人は自分の状況に悲嘆しておられたのですが
1人だけ
「我が人生に一片の悔いなし」
ラオウと同様の言葉を残して下さった
生涯独身の女性経営者の方がおられました。
その方は,入浴の時でも
「人に体を洗ってもらえるなんて、私はなんて幸せなんだろう」
と、いつも笑顔でおっしゃっていました。
その方は、
「今まで自分がやりたいと思う事は
全部やって来た。だから、何にも思い残す事はない」
とおっしゃっていました。
それが、本音か強がりかはわかりませんが
あの、肌の美しさと光り具合は
人生に満足している人にしか出せない輝きだと思います。
キューブラーロスや桑田二郎さんのように、真理の語り部である事と
本人の幸福度はイコールではないんだなあと思いました。
ああ、今回もタイトルから結論がずれてしまった。
まとめ
幸福とは、今の自分に100%満足すること
足るを知る ですね。