”世の中ががらりと変わって見える物理の本”
という本を読んでいます![]()
読み進めていくと
仏教の「縁起」や
「相互存在(インタービーイング)」に
とても似ていてビックリ!
例えば
”電子は誰かが見ているときにだけ存在する。”
(何か別のものと相互に作用しあう時だけ存在する)
量子論的な考え方からすると
どんな物質も
何かほかのものとぶつからない限り
決まった場所に出現できないらしく、
しかもそれは予測不可能な
「偶然」で生じるものだとか。
つまり、物質は単独では確定した性質を持たず
他のものとの相互作用を通じて
初めてその存在や性質が確定する。
時間や空間さえも、絶対的なものではなく
関係の中で定義される。
つまり、
この世に存在する全てのものは
相互作用の集合体であるということ。
これって仏教の「空」と重なりますね。
「私」という存在は、実体がなく
あらゆる要素との相互作用で出来ている。
私たちは独立した1つの個体ではなく
様々なものの集合体。
量子論も仏教も
あらゆるものは相互作用という
「縁」によって出来ている、ということを
見せてくれています。
私という存在も
この宇宙の壮大な歴史、
地球の生態系、
そして人類の営みという
絶え間ない関係性の
連鎖の中に組み込まれています。
私たちは決して孤立した存在ではないこと
分離しようにも、
できないことがよく分かります。
全ては繋がり合っていて
宇宙の壮大な網目の一部なんだ。
そう考えると
「私」と「私以外」の境界線が
あいまいになっていきます。
この無限の関係性の網目の中で、
私たちは皆、繋がっている。
そう思うと、日々の出会いや出来事が
一層かけがえのないものに思えてきますね。
全てのご縁に感謝します![]()
