先日、僕は自分への怒りと
やるせなさに
苛（さいな）まれていた。
それは、どうしても思うように
身体が動かないという
悔しさが根底にあったからだ。
それでも、目の前に広がる景色は
過去に例をみないくらい、
順調に気持ちいいくらい進み出していた。
その瞬間、僕はやっと
自分を戒（いまし）めていた
呪いが溶けていく感覚を味わえたのだ。
自分への呪い
僕はこの長い人生の中で
自分が見たい景色を見に行きたければ
想像以上に頑張れ！と
自分に𠮟咤激励し続けてきた。
だから常に
✅誰よりも人一倍、やる事をやったのか。
✅努力は出来たのか。
✅納得がいくまでやり切れたのか。
この３点セットが僕が僕自身を
高く評価するシステムになっていたんだ。
この評価基準は、面白いモノで
僕の性格を大きく揺るぎない
お人教官へと仕立て上げていった。
マイルールを他人にも求め出す
だんだんと自分の考え方、
取り組み方で結果が出だし
豊かさを体験していくと、
それが驕りになり、
出来ない人を内心
小馬鹿にしたり、見下したり
お前ももっとやれよ！！
と攻めたくなってきた。
しまいには
パワハラと呼ぶには相応しい
悪代官様が常に僕の中に住み始めたんだ。
さてここからが大変！
悪代官様を心に住まわせたまま、
日常を過ごしていると、
怒りポイントがあちこちに
散りばめられた世界に突入していった
あいつが悪い、こいつが悪い！
だって、やること全然やらねーんだもん！！！
と常に出来ない現実があると
叩きたくなるなる
しまいには、
自分を裁く鉄則ルールみたいなのが
自然と生まれ、それを守る事が美徳にも
なっていたんだ
しかしである
先日から他人に
助けられる日々を味わっていると。
どれだけ僕は周りに
救われていたのかとハッとしたのだ。
そっか。
アレもコレも出来ないと
お前は悪い子だ！！！って
今までだったら人に救われる度に
自分の内に住んでいる悪代官様が
僕を攻めまくっていたのに、
どれだけ沢山の人に常日頃から
優しく手を差し伸べてもらっていたか
僕はちぇんと受け止めていないではないか！！
あぁそっか。
それでいいんだ。
自分の見たい景色へ行く生き為に
人に助けれてもらってもいいんだ。
全部自分で背負って
前に進まなくてもいいんだ。
必要以上に自分が
できる事をアピールしなくてもいいんだ。
助けられた。ありがとう。
それでいいんだ。
長い鼻がポキッと折れた音が聞こえた。。
僕が目指す世界は
自分の小さな弱みや痛みを知ることで
そこを
責め罵倒する世界ではなく、
ソコに価値を与え
人にも自分にも優しい世界を
創ることだ。
この歳になって
ようやく沢山の傷を
認められるようになりました。
一樹へ沢山の傷を知ってくれて
ありがとう＾＾
かずき
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