さて、昨日のメインディッシュはサイファ邸でのメンテでした。
バビさんは無謀にもサービスマニュアルを持たずに
駆動系のメンテをするという(((゜д゜;)))
私の方は消耗品の定期交換で、メニューはエアクリーナーエレメントと
スパークプラグ、フロントのブレーキパッド。
時間があればブレーキフルードの交換というコース。
サクッと終わらせてバビさんの悪戦苦闘を見学しようと思っていたのですが・・・。
まずはエアクリーナー。古いエレメントを取り出します。
ここまでは順調。
この後が大変。
エアークリーナーエレメントは、K&Nが清掃して何度も使えるのと、
吸入効率が良いというので準備していたのですが、加工精度が悪すぎ。
板状部分が波打ってるは、カーブのRがボックスと合ってないは、
最悪なのがエアの吸入口が板面に対して斜めに生えていること。
カッターで削ったりしながらなんとかハマるようにはしたんですが、
もともとスカブのエアークリーナーボックスのフタは閉めにくいんですよ。
にもかかわらず加工精度の低いエレメントを挟むものですから、
すぐにずれる、外れる、ハマってもネジ穴が3mmずれる(-""-;)
はめ込む課程でネジを2個とも落としてしまい、カウルの中でカラカラ言ってます(笑)
無くなったネジはサイファさんのストックから頂戴して続行。
最後はサイファさんと二人掛かりでチカラ技で押し込みましたけど、
エアフィルター交換するのに3時間もかかってしまいました。
途中、もう写真を撮る気がなくなりましたので、課程はなし。
最後にK&Nのシールを貼ってエアクリーナーはお終い。
続いてプラグ。こっちは本当にサクッと交換。
古いプラグは少し白い?
もう時間も遅いのでパッドだけ交換しましょう。
まずはスライドピンを最初に緩めて・・・。
でキャリパーを外してスライドピンを抜いてパッドを抜いて清掃。
ピストンの汚れがひどかったので、清掃ともみだしを・・・。
あ”~っ!ピストン抜けたっ!
そうです。うっかりとピストンを抜いてしまいました。
こうなるとブレーキフルードを入れ替えて、エアー抜きをしなければなりません。
ワンウェイバルブ付きのブレーキブリーダーボトルを持参していたので、
ブレーキニップルに取り付けてシコシコしだすのですが、なかなか出ません。
押し出すだけでは弱いので、 サイファさん自作の吸い出し器をお借りしまして、
またしても二人掛かりでシコシコエアー抜き。
あまりにも出が悪いので、一旦完全にばらしてオーバーホールすることにしました。
ピストンを引き抜いて完全にフルードを出しきり、ピストンを金属磨きで磨きます。
そして組み込むのですが、そのときに便利なのがこのCCIメタルラバー。
ブレーキピストン専用の液体グリースで、成分がブレーキフルードと同じなので、
内部のラバーを痛めることなくスムースにピストンが組み込めるのです。
(サイファさんの受け売り)
全部組み上げてフルードを注入。エア抜きの再開です。
既に当たりは真っ暗。投光器を投入しての作業です(苦笑)。
7時を何分か過ぎたころ、ようやく終了。
いやぁー長かった。やっぱりピストンは抜いたらダメだわ。
(ホントは抜いた方がいいんですけど、抜いてしまうと大変なので、
素人は抜かないように気をつけるべし)
サイファさん、ありがとうございました。
多様なグリスの使い分けとか、勉強になりました。
今後ともよろしくお願いしますデス。ハイ。
最後まで読んでくださったあなたに、全ての良き事が雪崩のごとく起きます。