今日は、僕たちのために、父が新幹線で長距離、朝早くから
日帰りで来てくれた。毎日、高齢の身で母の介護をしながら、
疲れきっている体なのに、来てくれた。東京駅で父と待ち合わせ
て、会ったとき、一目見た時に、やせたなあ~と思った。
父は、4年前でガンで胃を切ってから、食事も以前ほど多く食べれ
ない。それなのに、今日は、お互いの親の顔合わせ食事会では、
コース料理を無理しながら食べてくれた。あかげ様で、楽しい
食事会になりました。
私は、小さいころから厳しかった父とは、あまり話をしなかった。
ちょっとしたことで、よく殴られたりして、子供ながらに父とは
距離をおくようにしていたと思う。父もきっと、そのことは、わかって
いたと思う。 そんな関係は、社会人になって少しずつ溶けて
いったように思います。
今日は、早く到着したので、父とふたりで喫茶店でお茶を飲んだ。
父が、「お前の結婚、何もしてやれくて悪いな。お母さんが寝たきり
じゃなければ、お前にいろいろとやってあげるんだけど・・・・」と、
言った。私は、「もう、十分だから・・・大丈夫だよ」と答えた。
食事会が終わって、東京駅まで見送りに行った別れ際、私は、
「父さん、ありがとう・・・」と言ったら、父が、本当に嬉しそうな顔を
して、新幹線に乗って行った。
その後、東京駅の近くの本屋で、本を買いに行ったとき、父と喫茶店
で話したことを思い出したら、何故か、涙が止まらなかった。本屋さん
で本を探しながら、泣いている自分がいた。父は、今、母の介護で
きっと苦しいんだろうと思う。そんな父を助けることができずに、本当に
ごめんという気持ちと、父が無理な体を押して、私のために笑顔で来て
くれたことに涙が止まらなかった。