「実録、コロナ濃厚接触者の日常」
4日目です。


ある日突然、
2週間の自宅待機を余儀なくされた
私たち親子3人。


「仕方がない」

と覚悟を決めた途端、

「コーヒーを飲むための牛乳がない」

「トイレットペーパーが残り2ロール」

といった試練が襲いかかります(笑)。

 


そこで、私は
ある行動を決意しました。


その行動とは......。



「よし! 西友(近所のスーパー)に
行ってこよう!」

です。



ここで、ひとつ補足なのですが、

私と娘は、濃厚接触者なので、
不要不急の外出は控えるように
言われていますが、

日常の生活用品の買い物までは
制限はされていません。


名古屋市のホームページにも

「必要な外出をする場合は、
必ずマスクを着用してください」

と書いてあります。

なので、本来なら
牛乳とトイレットペーパーを
買いに行くぐらいは、
許容範囲のはずなんです。


じゃあ、なぜ
私たち母娘が、家から出るのを
避けているかというと、

自分が感染者なのかどうかが
分からない
からです。


というより

「自分たちが、
感染していないわけがない」

という気持ちが強かったのです。



感染源(息子)が、
入院するなり、
宿泊施設で療養するなりで、
物理的に離れたうえで、

私たちがPCR検査を受けて
陰性だった濃厚接触者だったら
良かったのですが、

息子は自宅療養です。


検査の結果が、
今日、陰性だったとしても
明日には陽性になるかも知れない。

いつ感染してもおかしくない。


そんな環境下のためだと思いますが、
私たちがPCR検査を受けるよう
指示された日程は、

息子の感染が判明した日から
約1週間後でした。


これって、結構キツいんですよね。


自分が

「感染していて、症状が出る前なのか?」

「感染しているけど、無症状なのか?」

「運良く感染していないのか?」


これ、本当に知りたい!!



って、めっちゃ長い補足に
なってしまいましたが(苦笑)。



そんなわけで、

「一緒に生活していて
感染していないわけがない」

と思った私は、

「自分はすっかりコロナ患者」

の気分で買い物に出かけました。


いや~!

これが本当に後ろめたい!!!


何にも悪いことしていないし、
マスクもして、
消毒もしているのにですよ!


自分のカラダから
黒くて禍々しいオーラが
出ているんじゃないかと
思うくらい(笑)。



平日の昼間。


それほどは混んでいないスーパーで、

脇目も振らず、一目散に

トイレットペーパー、牛乳、
食パンを手にし、

電子マネー決済で買い物を終えた私。


家に帰ってホッとしたと同時に、
2週間は家にこもろうと
決意を固めたのでした。

 

 

つづく