そう…
あれは忘れもしない
あの時期の 私 は
毎日が 辛くて辛くて
生きている意味すら思い出せなくて
自分から鳴る 心臓音 にすら
嫌気がさすぐらい 絶望 していた…
ナニを見ても グレーに見えて
今なら楽勝で死ねる
炭火の中に飛び込みたい ぐらい
落ち込んどった
そんな中
そんな事情を全く知らない 古田神 が
BBQに誘ってくれた…
しかもこの日は
美智子 が 仕事で参加出来なくて
「きー坊行ける？
無理して行ったらアカンで」
気遣ってもらいながら
「あ、うん…… 頑張ってみる」
迷惑かけるかもしれんから
一瞬断ろうか… も思たけど
いつも段取りしてくれてる 古田神 の
ご好意に応える為にも参加した 
その時に出してくれた 一品料理 が
・
・
・
「ごめん 知らんかった
」
」「いやいやいやいや
私が悪いねん。
でもな、息止めながら食べれる から
大丈夫やで」
「無理して食べたらアカンて
」
「いや… これを機会に 克服 するわ
」
「えーー」←複雑
古田神 に 心配されながら
私は思いきって厚揚げを一口食べた
・
・
・
すると
滅茶苦茶ウマくて カラー になった 
「なにこれ？！ 食べれる！？
これなら息して食べれる」
」↑初めて豆腐が美味しいと思えた瞬間やった
「厚揚げって美味しいでしょ」
「ホンマや！！味が濃い！！」
「濃厚でしょ」
「うん、でもな！
私、濃厚な豆腐はもっと嫌いやけど
この濃厚さ なら食べれる！！
どこの豆腐？！」
「大安亭市場にある 豆腐屋 です」
「さすが 古田神
豆腐嫌いを克服させてくれてありがとう」
」「いえいえ 
てか
そんな精神状態 で
よく来ましたね
俺やったら 家で泣いてますよ」
」↑後々事情を知った古田神
「そーやんなぁ…
自分でも中々ヤバい状態で
出てきてもたで 
」
」↑無謀な挑戦
「そかそか」
」「迷惑かけてごめんなぁ」
」「いえいえ」
」「泣いてええ？？」
「あ、はい」
」
あの日は 神の料理 に励まされ
絶望のどん底の中 
無事に豆腐を克服出来た 
その後…
そんな 図太すぎる自分 に
だんだん ウケてきてww
徐々に元気を取り戻す事が出来た… 
古田神 & 佐竹豆腐店さん
あの時 は ありがとうございました