エネルギーチャージ企画第2段
琵琶湖編
いよいよ最終回となります
前回は近江最古の大社
白髭神社についてお届けしました
今回は源氏物語が執筆された寺院
石山寺についてお届けします
石山寺
御本尊 如意輪観世音菩薩
御神徳 福徳、縁結び、厄除け、安産
天然記念物の硅灰石の上に
お堂が建てられているため
石山寺と名づけられました
奈良時代から観音の聖地として信仰を集め
当時は紫式部や菅原孝標女など
多くの貴族や女流文学者が参拝する
石山詣が盛んだったそうです
東大門をくぐると
両脇にはたくさんの紅葉が
古くから紅葉の名所としても知られ
紅葉の季節にはライトアップされ
国宝建築と紅葉の美しい景色
を見ることができます
ちなみに、2021年のライトアップは
11/12〜28で開催されてます
写真で見るだけでも素敵です
参道を進むと手水舎の手前には
願い事を想いながら通ると叶う
と言われるくぐり岩があります
こんなところで
朝まで降っていた雨の影響が。。。
なんとくぐり岩の前に柵が
雨で足元がぬかるむ際は通行禁止
となってしまうようです
残念
先へ進むと長い階段
68段あるそうです
紅葉ライトアップの際には
アートムービーが映し出されるのだとか
階段を登ると正面に名前の由来となった
天然記念物の巨大な硅灰石が
その向こうには
日本最古の多宝塔が見えます
巨大さが写真で伝わるでしょうか
余りに巨大すぎて
何処から写真を撮ったら伝わるか
しばらく悩みました
さて、硅灰石を正面にして左手には
階段があり、その先に本堂があります
本堂は滋賀県最古の木造建築で
国宝に認定されています
懸崖造りの本堂からの景色
懸崖造りとは
崖や山の急斜面、河の岸などに
張り出して建てられた建築のことで
京都の清水寺が有名です
ここからの眺めは格別でした
ひっそりと静かな解放感のある本堂
そこから外の自然を眺めると
別世界に瞬間移動したかのように
俗世から切り離されます
自然に溶け込んだかのような感覚で
何時間でも座ってられる感じです
紅葉の時期はさらに美しいでしょう
ライトアップされる夜は
もっと素晴らしいでしょう
平安時代は観音堂に参籠して読経しながら
一夜を過ごすことが流行りだったそうで
紫式部は参籠の際
窓から十五夜を眺めたときに霊感をうけ
源氏物語の構想を得たそうですよ
お堂からの眺めは
それが納得できるものでした
本堂の一角には源氏物語の執筆の部屋
と言われる源氏の間があります
境内には紫式部の銅像も
源氏物語はのちの時代の和歌や俳諧
物語や絵画などあらゆる分野に
大きな影響を与えました
松尾芭蕉も度々この地に仮住まいをし
たくさんの句を残しています
こちらは毎年、中秋の名月に秋月祭
が行われる月見亭
近江八景「石山の秋月」の図
にも描かれています
後白河天皇以下、歴代天皇の玉座
とされた特別席です
この月見亭の隣には
松尾芭蕉が仮住まいした芭蕉庵があります
こちらは硅灰石の上に見えた多宝塔
上下二層のバランスや軒の曲線の美しさから
日本が誇る最古最美の多宝塔
として知られています
こちらは八代龍王社
石山寺絵巻には石山寺の僧侶歴海和尚が
孔雀経を転読すると龍王たちが現れ
和尚を護衛し、草庵へ背負って戻る様子
が描かれています
龍穴と言われる池の中島
に建てられています
石山寺は他にも観音堂や毘沙門堂
大黒堂など見どころ満載です
1紅葉の季節は昼と夜、2つの景色
を楽しむことができるので
ぜひ訪れてみて下さいね
こちらが御朱印
以上、東寺真言宗大本山・石山寺
についてお届けしました
エネルギーチャージ企画第2弾
琵琶湖編
お読みいただきありがとうございます
今回は集合意識からの道ひらき・導き
という壮大なテーマの旅でした
このテーマについても
タイミングで書いていきたいと思います